パキスタンと日本の若者をつなぐスカイプ交流
(2011年2月1日更新)
プラン・ジャパンは2009年より、日本とパキスタンの若者を、スカイプ(*1)でつなげる取り組みを行ってきました。
月に1回、日本時間の19時から2時間弱、いくつかのグループに分かれてチャットします。パキスタンではインターネット回線が不安定なので、通話ではなくチャットのみとなっています。
これは、プラン・マンスリー・サポーターで実施している「平和の担い手となる青少年の育成」プロジェクトの一環。
パキスタンやイスラム教に否定的な感情を誘発する報道も少なくない一方で、平和を希求するパキスタンの若者たちは、そのイメージのギャップに苦しんでいます。
そこでプランは、現在250人以上の若者を対象に、意識啓発、分析力や表現力、コミュニケーション技能のトレーニングなどを継続的に行い、地域で、国で、平和を築き上げていく青少年の育成を目指しています。
このスカイプの交流について、パキスタンの参加者グループから届いた報告をご紹介します。
(ヴェハリ活動地域の女の子グループ)
私たちは、首都から約250キロ離れたパンジャブ州の南、ヴェハリに程近い村で活動しています。このプロジェクトで初めてITに触れ、新しい世界に足を踏み入れることができました。
同年代の日本の若者たちと友だちになることもできました。スカイプを通じて、日本についてもっと知りたいと思いました。何より、9.11の同時多発テロ以降、パキスタンのイスラム教徒に向けられてきた敵意に対する困惑や複雑な思いが、自分の中で緩和されるようになりました。
毎回、あるテーマで写真を撮って見せ合いながら意見交換するのですが、違う文化に住む者同士、意見の違いが浮き彫りになります。それが最も学べる点です。今までで最も面白かったチャットは、「伝統衣装」についてお互いの文化を共有した時でした。機会に応じて異なる衣装を身に付けるお互いの文化に、質問が絶えませんでした。
この交流で学んだことは、日本人は個人の益より国全体の益を考える傾向があると思いました。考え方は非常に常識的かつポジティブで、極端な発言がありません。この点はパキスタンが見習う点だと思いました。
(チャクワル活動地域の女の子グループ)
私たち、チャーミングキャンドルは、チャクワル活動地域で活動しています。これまでのトレーニングを通じて、様々な知識と刺激を受けました。日本の友だちとのチャットでは、文化、習慣、お祭り、宗教、平和などについて議論してきました。チャットで知ることはどれも新しいことばかりで驚かされます。
毎回交換する写真では、お祭りの様子や着る服など、私たちの暮らしとの違いを知ることができます。一番印象に残っているチャットは、「友だちとの過ごし方」です。パキスタンでは、友だちは人生で一番大切な存在。女の子の友だち同士で一緒に過ごすことが何より楽しいのです。そんな話に花が咲きました。
スカイプが可能にするこの交流は、世界とつながる意味でとても貴重です。何度チャットを重ねても両国のいろいろな違いに驚くばかりなのですが、どちらの文化も平和の使者。もっと日本の文化や歴史を知りたいと思っています。
今月、このプロジェクトに参加している女の子2人が来日し、3月2日(水)に長崎にて「平和の担い手となる青少年の育成」の活動報告を行います。また、2月27日(日)には東京・三田で交流セッション&シンポジウム
「Invest in Me!〜女の子の教育が途上国を変える」を開催します。
【ご参考】

























