子どもたちを人身売買や児童労働・虐待から守る!
〜西アフリカ ベナン&トーゴ共同プロジェクトの試み〜
(2010年8月2日更新)
| サッカーのワールドカップで大いに盛り上がりを見せたアフリカ諸国。しかし、その「光」の裏には、子どもたちが抑圧されている「影」の部分があります。 |
■ 人身売買の拡がり
慢性的な貧困状態が続くアフリカ諸国では、国境を越えた子どもの人身売買や児童労働・虐待が後を絶ちません。 特に、西アフリカのギニア湾に互いに面し、国境を接するベナンとトーゴは、世界的に見ても、子どもの人身売買が顕著な地域です。2007年のベナン政府発表では、6〜14歳の子どもたち4万317人が人身売買の犠牲になっていると報告されています。とりわけ、プランが活動する地域において、その被害は甚大です。 |
子どもの人身売買が頻発する背景には、家計の困窮、不十分な教育、子どもを親戚に預ける習慣などが挙げられます。人身売買の仲介業者は、「よりよい生活を保証する」と、子どもたちを言葉巧みに騙しながら、実際には、家事使用人や農業・手工業における労働力として、子どもたちを酷使しているのが現状です。 「いかに子どもたちを守っていくのか?」 この問題に対し、ベナンとトーゴのプランは、新たな試みとして、国境を越えて合同で行うプロジェクトを立ち上げました。 |
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■ 子どもたちにやさしい環境づくり
このプロジェクトの目的は、教育や子どもの保護体制を向上・普及させ、人々の意識啓発を促すことによって、人身売買や虐待の危険性を減らすことにあります。具体的には、以下の2点に重きを置いて、プロジェクトを進めています。 | |
| (1) | 「学校改善計画」に基づいて幼稚園と小学校における教育の質の改善を行い、子どもが安心して学べる環境を作ること。 |
| (2) | 虐待から子どもたちを守り、子どもたちの権利を保証・尊重する環境を作ること。 |
■ 今こそ動くとき
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2010年5月3日には、ベナン・クッフォ県のアプラフエで、プロジェクトの開始式典が開催されました。式典には、ベナンの家族・国家連帯省のママトゥ・メバ−ジョスー大臣や、子どもたちの代表、ベナンとトーゴのプラン代表者が参加して、この共同プロジェクトの成功を誓いました。 プランは、2004年から両国のコミュニティとともに活動を進めています。この合同プロジェクトは、これまでの実績を活かしながら、子どもや親たち、コミュニティ、住民組織、地方自治体の間の協力関係をより強固にして、子どもの人身売買や児童労働・虐待を根絶していく試みであり、今後の展開が大いに期待されています。
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