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【活動報告】
被災した子どもたちを支える教員のために
〜ケア・宮城と行った心のケアワークショップ〜

(2012年2月17日更新)

東日本大震災からもうすぐ1年を迎えるにあたり、2011年5月より、プラン・ジャパンが宮城県の心理士のグループである「ケア・宮城」とともに行ってきた、教員向け心のケアワークショップについてご報告します。

教員向け心のケアワークショップは、震災直後から地域への責任を果たすために献身的に働き続けた、被災地域の教員が対象です。教員の多くは、自らも被災者でありながら、避難所となった学校に避難してきた人々への対応に奔走しました。同時に新学期開始に向けた準備にもあたりました。プラン・ジャパンとケア・宮城は、献身的に働き続ける教員たちへの支援が、子どもたちへの支援につながると考え、心のケアワークショップを開始しました。

教員向け心のケアワークショップ開催実績
  前期 後期
期間 2011年5月〜9月 2011年10月〜2012年2月
主なテーマ 震災後のよくある心理反応、
セルフケアなど
気になる子どもへの対応方法、
ストレスケアなど
開催地 宮城県各地 宮城県各地(主に気仙沼市と石巻市)と
岩手県盛岡市
開催回数 40回 18回
参加人数 約2300人 約700人

ケア・宮城とプラン・ジャパンは、講義ではなく、参加型のワークショップにすることを一貫して重視してきました。限られた時間の中で、教員自らが考え、行動する力をつけるために最適な方法だと考えたからです。

ワークショップでは、子どもたちの気になる事例をもとに意見を出し合ったり、チームワークを醸成するためのゲームも取り入れました。

岩手県盛岡市で行ったワークショップの様子
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ワークショップに参加した教員からのアンケート(計921通)では、前期では64%が、後期は72%が、研修の内容を「分かりやすかった」と回答。「参加して良かった」、「研修内容に満足」と答えた教員も60%を超えました。特に「具体的な事例への対応方法について、さまざまな角度から意見交換できるワークショップが有意義だった」という声がとても多く、ワークショップが教員のさまざまな疑問やニーズに答え得ることを示しました。また、「問題を一人で抱え込まず、みんなで相談しながら子どもに対応することの大切さを再認識した」といった感想も見られました。

阪神淡路大震災では、子どもの心理面での相談件数は4年後まで増加し続けたと、兵庫県心理士会により報告されています。東日本大震災でも同様の可能性があることから、行政や民間による教員や保護者への支援体制作りは、これからより一層重要になります。

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