●日本のODAによる基礎教育プロジェクトが再スタート 〜グアテマラ〜
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(2009年11月2日更新)
2009年10月9日、中米グアテマラの日本大使館において、プラン・ジャパンは外務省のNGO連携無償資金協力契約に署名しました。これによってプラン・ジャパンは日本政府から約27万ドルの資金を受け、グアテマラのバハ・ベラパス県プルラ郡で基礎教育改善プロジェクト(第2期)を実施します。 |
これからプロジェクトを実施する32コミュニティは山岳地帯にあり、その多くは日本に住む私たちには想像を絶する悪路の先に点在しています。そのため教育省による管理が届かず、教育の質の低さから、子どもたちの学業成績は国内でも最低ランク。プランはここで、教師、保護者を対象としたトレーニングを中心に活動し、学用品や図書を支給します。また5コミュニティでは教室を建設します。
調印後、担当の山形職員は、対象となる32校のうち8校を訪問。現状視察を行いつつ、今年の活動内容を発表し、改めてプランとコミュニティ、それぞれが担う責任と役割を確認しました。山形職員より、コミュニティの様子をご紹介します。
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契約署名式: 右から 在グアテマラ日本大使館鈴木大使、プラン・ジャパン プロジェクト・マネジャー山形職員、プラン・グアテマラ国統括事務所長リカルド・ゴメス職員 |
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| 最初に訪問したコミュニティは、パンパカイ。チームは活動地域のスタッフ、教育専門家2人、建設技師にドライバー、それに私の計6人です。宿を出発したのは、朝5時。日の出前に車で1時間半移動したところで、車両が入れる道の終点です。そこから先は上りの山道を徒歩で2時間、コミュニティを目指します。 |
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広がるパノラマを楽しみながら軽快に飛ばすも、1時間過ぎたあたりから汗が流れ落ち、息は上がり、脚は上がらなくなる |
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炎天下、登っても登ってもなかなか到達しません。苦しい中、ふと思いました。建設資材や教材の運搬はコミュニティの人々の役目。この道のりを重い荷物を背負って登らなければならない…。
ようやくコミュニティに到着。年度末の修了試験を終えた子どもたちが出迎え、先生と一緒に教室内を案内してくれました。約60人の児童に先生2人で教室2つ。ひとつの教室で3学年が勉強する複式学級です。 |
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教室は壁が竹、屋根はトタン、床は地面がむき出しです。約10年前に、コミュニティの人々が協力して建てました。電気はありません。周辺に平地がないので、ここを取り壊してから新しい教室を建設します。この地方では女子が伝統的ウィピル、男子は洋服を着ています
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各学年がグループになって席に着き、先生はグループを指導して回ります。先生が他の学年を指導している間、年少の児童たちは手持ち無沙汰です |
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グアテマラにおける若手の先生の月給は約2万円。待遇が非常に悪い上、教材の補充や児童の軽食代にはポケットマネーを使うことも少なくありません。自己犠牲なくして先生の仕事は続けられないのです。そんな先生たちの負担を軽減し、この状況でも効率的な授業ができるように、新学期から先生へのトレーニングが始まります。同時に児童には自主学習ができる教科書を支給し、使い方を教えます。それによって教育の質を向上させることが、このプロジェクトの目的です。
ここで少し、グアテマラの人々と生活をご紹介します。
このプロジェクトを実施するバハ・ベラパス県は国の中北部にあり、人口のほとんどがマヤ系でケクチ語かポコムチ語を話しますが、比較的町に近いコミュニティではスペイン語が話せる子どもたちもいます。性格は一般的に働き者で口数が少なく、物静か。ラテン系というと歌い踊る人種というイメージがありますが、グアテマラ人はどちらも得意ではありません。 |
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子どもたちは恥ずかしがりですが、元気はいっぱい |
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組織力あるコミュニティでは父親、母親ともに活動への関心が高く、自分の意見も直接私に伝えてきます |
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| 主食はとうもろこしから作るトルティヤで、どの食事にも必ず出てきます。日本人にとってのお米のような存在でしょうか。それをシチューなどのおかずと一緒に食べます。他にも、ゆでた黒豆をつぶしたフリホレスも国民食です。1日3食ですが一般的に食べる量は多くなく、間食はほとんどしません。砂糖の摂取もコーヒーを飲むときぐらいで、近年途上国で見られがちな糖尿病の問題も少なそうです。昨年長く滞在したフィリピンでは1日5食が一般的で、国を挙げて糖尿病対策を行っていたので国民性の違いを感じます。 |
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昼食は少しの鶏肉と大麦の粒が入ったシチュー。味付けはハーブとスープの素。舌触りが悪く微妙。。。 トルティヤは保温のためタオルで包んで提供されます |
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午前中、学校で配られるアトゥル。米あるいは麦を牛乳と砂糖で炊いたもの |
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このプロジェクトはこれから1年間続きます。
現地からの情報発信にご期待ください。
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