【東ティモールの社会不安の背景】
独立を果たしたものの、その後も様々な反政府グループの暴動により、首都ディリだけでも6,000世帯が破壊され、15万から18万人の市民が避難生活を送っていました。
2006年に起こった暴動の多くは、社会的・政治的思想や、経済状況の違いによって対立している若者たちによるもの。社会の平和と安定のためにまず必要なことは、人々が法律や政治への強い信頼を取り戻すことです。プラン・東ティモールの国統括事務所長であるスーザンは言います。
「私たちは、数多くの市民に避難生活を強いた犯罪を、法の下で適切に裁くべきだと主張しています。このプロセスを経て、人々は紛争を公平に解決する方法を学び、結果として平和で安定した社会を実現していけるのです」
東ティモール政府は、避難民キャンプを出て元の村で自宅を再建する人々に対して、4,500ドル(約40万円)の補助金を出すと約束しました。しかし、人々が故郷の村で目にするのは、破壊された家と、すべての家財が盗まれた現実です。失業率も高く、この補助金だけでは、新居を建て水道設備を設置することはできません。結果として多くの人々は、村の中で仮設住居暮らしを続けています。 |