● 「未来への切符」 出生登録キャンペーン 〜シエラレオネ〜 

(2007年4月3日更新)

出生登録をされない新生児は、世界中で年に約5,000万人以上、アフリカでは子どもの70%に上ります。出生の証明書がないということは、その子は公的に存在しないということ、法的保護が受けられないことを意味します。

出生証明書がないために、子どもたちが学校や医療機関へのアクセスが困難になる、両親が亡くなった場合に財産を相続できない、未成年者であることが証明できずに裁判などで不当に裁かれるということが世界各地で起きています。また、人身売買の被害にあう危険性も高まります。この状況を変えるために、プランは、ユニセフなどの国連機関と協力して、全ての子どもたちの出生登録を行う活動を行っています

 

西アフリカのシエラレオネも出生登録が進んでいない国のひとつ。シエラレオネでは、政府の統計によると、国の平均では国民全体の46%、農村部では40%が出生登録されていません。プランの活動地域である北部モヤンバでは85%の子どもたちが登録されていませんでした。

出生登録がされない主な理由は下記の通りです。

  • 内戦により基本サービスや社会基盤が破壊された。
  • 1987年に制定された出生登録法は7歳以下の子どものみを対象にしている。
  • 子どもの出生登録の必要性を知らない人たちが多い。
  • 登録をする場所が遠すぎる。
  • 資金や人材などの不足。

そこで、プランは2005年2月から政府やユニセフと協力して出生登録キャンペーンを実施。まずは調査を通して状況を把握し、20人の監督官と300人の事務官を養成しました。そして、ジャーナリストのネットワークを構築、活用して、意識啓発に大きな役割を果たしてもらいました。地方では若者たちのグループにはたらきかけて、コミュニティでの啓発やラジオや映像で出生登録を呼びかける活動を一緒に行いました。政府の役人にもトレーニングを実施し、議員には法律の見直しを呼びかけました。

 

出生登録のための住民の集会、学校や病院関係者の集会の様子は、こちらからご覧いただけます。(※英語版、約5分)

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