● ハリケーンが襲った村を取材する子どもたち〜中米メディアプロジェクト

(2007年4月3日更新)

ホンジュラスで開催された映像ワークショップには、ホンジュラスの子どもたちはもちろん、隣国のエルサルバドルとアメリカの子どもも参加しました。いずれも、それぞれの地でハリケーンや地震による被害を経験した子どもたちです。
参加した19人の子どもは、アメリカからの4人を除いてプランの活動地域に住む子どもたち。自分のコミュニティで子どもクラブに所属し、映像、ラジオ、新聞などのメディアプロジェクトに関わっています。

 
■  講師の話をカメラに収める子どもたち

1週間のワークショップでは、防災知識や被災地における子どもたちの役割といったことから始まり、カメラアングルやインタビューのコツといった技術まで学びました。そうして3日目、片道3時間バスに揺られて撮影地へ。訪問したのは、2005年10月、ハリケーン・スタンに襲われたレンピラ県レパエラです。子どもたちは4グループに分かれ、レパエラの子どもクラブのメンバーに案内してもらいながらハリケーンの爪あとを追いました。

 
■  市長にもインタビュー

翌日は、各グループで撮影した映像の編集に大忙し。まずは編集ソフトの使い方の習得です。子どもたちは、たちまち編集ソフトの操作方法を覚えてしまいました。その後、各シーンを振り返り、映像の構成を考えることに多くの時間が費やされ、あっという間に日が暮れていきます。夕食の時間も惜しんで子どもたちは作業にいそしみました。

 
■  住民にインタビューする子どもたち。事前に取材許可証に同意・署名してもらうことも学びました

ワークショップも後半になると子どもたちは、すっかりコンピューターとソフトを使いこなすまでに。4グループのうち2グループは、夜中の12時を過ぎても作業を続けていました。そのかいあって発表の時間までには納得のいくものが完成したようです。彼らの完成させた映像は文末のアイコンをクリックしてじっくりご覧ください (約3分)。

 
■  コンピューターを使っての編集作業

自然災害に立ち向かうためには、正しい知識に基づいた防災と、過去の経験から学びあうことが欠かせません。被災地を映像に収めたこのプロジェクトは試験的に実施されたものですが、メディアやウェブが更なる広がりを見せれば、世界中の子どもたちが自分の経験を映像で共有しあえる日が来ることも夢ではないかもしれません。

完成した映像の中でレポーターの子どもが言っています。「将来の災害被害を最小限に食い止めるために、子どもがどう参加できるのかを考えるべき時が来ています。」 貧困に対しても、災害に対しても、子どもたちは必ずしも受身ばかりではありません。プランが世界各地で行っている活動の基盤は、こうした「子どもたちが参加できる環境づくり」なのです。

映像:4グループによる4本の映像のうち、代表作を1本(約3分)ご紹介します。
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