(2007年3月5日更新)
日本に住む私たちにとって、水は当然のようにそこにあるもの。蛇口をひねればいくらでも出てきます。しかしプランの活動地の中には、水をくみに何キロも離れた川や水源まで行かなければならない人々や子どもたちが多くいます。今回はエルサルバドルのコミュニティで、長年の夢がかない、家庭に水が通ったというエピソードをご紹介します。
「どんなところに住んでみたい?自由に絵を描いてみて。」それは、子どもたちが感じているコミュニティの問題や希望を知るために、プランがよく使う方法です。
サリタはエルサルバドルに住む9才の女の子。彼女は学校に通う傍ら、水くみをすることが毎日の日課です。家から水源までは片道約30分。子どもでなくても大変な労働です。 そんな彼女が色鉛筆を手に画用紙の真ん中に描いたのは、大きな青い川とそこから出る真っ赤なホース。その先は水道の蛇口へとつながっています。そしてそのホースは学校にもしっかり続いていました。
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「きれいで安全な水が近くにあること」。これは多くのプランの活動地において、子どもも大人も「コミュニティに望むこと」として真っ先にあげる項目です。農村部では通常、水くみは女性と子どもの仕事。特に少女がその担い手です。通常一家庭で、一日にピッチャー4個分(10〜12L)の水を消費すると言われます。人々は水くみのために、家と何キロも離れた水源との間を、何度も往復しなければなりません。 ■ 水がめを頭にのせて運ぶ少女 |
| 農村でよく見かける子どもたちの様子は、遊んでいる姿ではなく、頭に重そうな水がめを乗せ、バランスをとりながら歩く姿です。まだ幼い彼らが道中たった一人になったり、真っ暗な中運ばなければならないこともあり、危険が伴うことは言うまでもありません。 ■ 夕暮れの道を急ぐ子どもたち |
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| こうした問題から、プランにとって、安全な水を確保できるようコミュニティを支援することは最優先課題の一つです。たとえばエルサルバドルのチャラテナンゴ県北部では、10ヶ月にわたって給水プロジェクトを実施し、2つの自治体と400の家族(約2,000人)が協力しました。 |
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・ホセさん(72歳男性)「水道をひくことは私たちの長年の夢でした。死ぬ前にその夢が叶って本当にうれしいです。私たちの大変な作業もこれで報われました。これは私たちが子どもたちに残していく、大きな遺産になりました。 」 ■ 急な斜面。みんなで力を合わせて |
| プランでは多くの地域で給水プロジェクトを行っていますが、住民も必ず何かの工程にかかわり、それぞれがプロジェクトに貢献しています。こうして自分たちの手で地域を改善したという喜びと誇りを持つことになるのです。 ■ 見て!私の家にも水がきたよ! |
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