(2007年2月2日更新)
ネパール中部の マクワンプールに、妻と 2人の娘、 息子の5人で 暮らす33歳のケシャブは、現在長女と同じカトマンズの大学の学生です。
| 村の小学校で教鞭をとる ケシャブは、経済的な理由から大学に 進学できませんでした 。村で農業を手伝っていたケシャブが教師になったきっかけは、プランが村で行った教師養成トレーニング。「プランがやってきた当時、教師はほとんど他県の出身者でした。そこで、村の人間である自分が教師になろうと決心したんです」とケシャブは言います。教師として働くうち、自分の子どもたちによい教育を受けさせたいと思い始めたケシャブ。その結果、長女は優秀な成績で高校を卒業して大学に進学し、次女と長男も共に学校で学んでいます。 | ![]() |
彼が学ぶカトマンズの大学には、プランの奨学金制度を利用して進学した長女も去年から学んでいます。しかし小学校で教えるケシャブは毎日通学することは出来ません。そこで授業に出られない分は、娘の教科書とノートを使って家で勉強し、休日には家に帰ってくる娘が教師となって勉強する日々です。
ケシャブはこう振り返ります。「プランがくる以前、そもそも村にはグループで力を合わせて何かを成し遂げるという考えは全くありませんでした。学校の校舎が壊れていても、トイレがなくてもそのまま。自分たちで作ろうなんて思いもしませんでした。しかし、プランが活動を始めてから村は大きく変わりました。女性たちは貯蓄と信用貸付を行うグループを作って貯蓄を奨励し、子どもたちは学校に通えるようになり、集会では村をよりよくするための話し合いが盛んに行われるようになったのです。この村人の変化に勇気をもらった私は、自分も大学に進んで資格を取り、村の教育を向上させようと決心しました。プランがいなかったら、きっと自分の家族のことしか考えられなかったでしょう。娘と一緒に勉強することはちっとも恥ずかしいことではありません。」
こうして挑戦を続けるケシャブのそばで、長女も父と同じ目標を掲げて懸命に勉強に励んでいます。