(2007年1月11日更新)
| 「女手一つで4人の子どもを育てるのは大変です。ひたすら目の前に山積になった洗濯物を片付けて、子どもたちにご飯を食べさせ、食材を探し、薪を拾いにいくという毎日。だから家と畑のこと以外は考えられず、“自分に可能性がある”なんてことはすっかり忘れていました。」 |
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リウライ村は、6歳未満の子どもたちに就学前教育を普及させる目的で、プランが近隣の子どもたちからなる「遊びグループ」を試験的に作っている村の一つ。この村に暮らす約700人の幼児の多くは、親が働きに出ている間、一人きりで家に残されたり、少し年上のきょうだいに面倒をみてもらうだけ。したがって親の留守中事故が後を絶たず、親と一緒に遊ぶ時間もほとんどありません。保育所は街中にある場合が多いため、農村に暮らす子どもたちには縁遠い存在です。
「プランが村で子どもたちの健康や発達について話すのを聞いたのが全ての始まりでした。これまで自分が子どもたちにしてきたことが良くなかったと知って、罪の意識も感じました。プランの新しい考え方に共感し、それでプランが開いた指導員養成のトレーニングに参加したのです。」
子どもの成長、カリキュラムの立て方、遊び中心の活動の3分野からなるトレーニングを終了後、ミランダと他の4人の受講者は週に3日、1回2〜3時間の遊びを中心にした活動を開始。近隣の子どもたちと一緒に彼女たちの子どもも楽しい時間を過ごします。
「子どもたちと遊んでいると、自分の中の“子ども”が出てきます。子どもたちのユーモアは私を元気づけてくれるし、日頃の心配事も忘れさせてくれる。子どもたちは私に人生の新しい意味(生きる歓び)を教えてくれるんです。」
ミランダは、親たちの協力が得られなかったり、彼女たち指導員に対する一部の親の態度にがっかりすることもあると言います。
「でも、前からずっとあこがれていた先生になりたい、という夢をかなえることができたんです。今から学校に通って正規の教員資格を得ることは無理かもしれません。けれども今こうして子どもたちに関わる仕事ができる。私の夢がようやく羽ばたき始めたのです。」ミランダはこう言って目を輝かせました。