● インドネシア ジャワ中部地震被災から半年 スタッフ出張レポート

(2006年11月1日更新)

プランは5月27日早朝のジャワ中部地震発生から数時間後に緊急支援活動を開始し、それから半年経った現在、緊急支援から復興支援へと、活動の内容を変えています。多くの家や学校を失った子どもたちのために、今後、次のような活動を予定しています。

教育 :学校建設(10校)、教科書の支給(10校)
乳幼児ケア  乳幼児センターの運営継続(50ヶ所)、
子どもと女性対象の保健サービスも行う「新乳幼児センター」の新設
子どものケア 「子どもにやさしいセンター」の新設(15ヶ所)
子どもの権利に基づいた子どもによるアドボカシー活動

バントゥール県のイモジリにある”子どもにやさしいセンター“Child Friendly Space/Shelterには、午後になると、どこからともなく村の子どもたちが大勢集まってきます。小さな子どもは母親が連れてきます。週に5日、4歳から16歳の50人の子どもたちが、ここに集まり、歌やゲーム、お絵かきなど、楽しく遊びます。子どもたちの多くは地震で家が倒壊するなど、恐ろしい経験をしています。大人たちが地震の後始末で忙しく、子どもたちには仲間と安全に過ごす居場所が必要でした。プランはこうした子どもたちのために、子どもたちが安全に過ごすための憩いの場として、”子どもにやさしいセンター“を50ヶ所設立、現在も運営しています。今後はあと15施設の設立を予定しています。建物をつくり、遊具やお菓子などもプランが支給しています。ここに通う子どもたちは、とても生き生きと、仲間同士楽しく遊んでいます。年長の子どもたちが年少の子どもたちの面倒を見る姿もよく見られました。プランの担当スタッフも子どもたちに年の近いお兄さん、といった感じで、子どもたちからの信頼がとても厚いのです。頻繁に足を運び、子どもたちとじかに遊び、ちょっとした変化も見逃さないような気遣いを常に心がけています。

 
■  センターの入り口
 
■  センターの内部、子どもたちが作った日本の折り紙が飾られています

 
■  外でゲームや歌を歌います。この日の歌はインドネシア語の「幸せなら手をたたこう」でした
 
■  外で遊んだ後は、中でお絵かきに夢中です

プランはこれまでに44の仮設の小学校を建設しました。1つの学校につき、平均3教室を建てています。仮設教室は竹の柱に防水シートの屋根でできています。通常は、テントの仮設教室のため、暗くてとても暑いのです。そのため、プランは防水シートを利用し、子どもたちが少しでも明るく、涼しい環境で学べるように工夫しました。
プレレ郡に位置するムハンマディア小学校は、6歳から14歳までの児童が通うイスラミックスクールです。(注:14歳以上の子どもの学校で、コーランの解釈を学ぶ。大抵の場合都市部にあり、イスラム圏の指示を得ているので近代的である。アラビック・スクールや、コラーニック・スクールで学んだ基礎を深める)。この学校では4年生2名、6年生1名の3名の生徒が地震の犠牲になりました。プランはこの学校にも3つの仮設教室を建てました。今後、プランは6教室、教師の部屋、男女別トイレ、図書館付きの2階建ての小学校を建設予定です。
新しい学校を建設する時は、子どもたちに理想の学校の設計図を描いてもらいます。その後、教師や技術者と話し合い、子どもの意見を取り入れた学校建設を行います。

 
■  子どもたちが描いた理想の学校
 
■  ムハンマディア小学校の校長
「子どもたちは新しい学校を楽しみにしています。」

 
■  プランが建てたムハンマディア小学校の仮設教室 外にはまだ瓦礫の山が残っています

 
■  教育担当はデゥイとディアの女性2名。 学校、行政、他団体との様々な打ち合わせに大忙しです

これから雨季に入るため、建設工事開始後は、排水路を作り、水はけをよくして、工事に支障が出ないように細心の注意を払います。
これからも、プランは被災した人々、特に子どもたちの声に耳を傾けながら活動を進めてまいります。

ジャワ中部地震へのご寄附を賜り、ご支援に心から御礼申し上げます。

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