● 復興の中で子どもを守る「子どもヘルプライン」を開設 〜インドネシア、アチェ州〜

(2006年11月1日更新)

インドネシアの子どもの日にあたる今年7月23日、スマトラ沖地震・津波の復興支援活動が続くアチェ州で、プランは子どもたちが安心して暮らせる環境を作るために、「子どもヘルプライン(無料電話相談)」を開設しました。

■  子どもの日とヘルプライン開設を踊りと歌で祝うバンダアチェの子どもたち

アチェ州では、2004年に発生した津波以後、両親と引き離された子どもたちの問題や、子どもたちへの虐待や暴力、搾取、児童売買、そして社会心理的サポートの欠如が深刻化しています。TESA(“子どもための電話”の意味)と呼ばれるこの無料ヘルプラインは、129をダイヤルすれば経験豊かなオペレーターが対応し、必要に応じて子どもたちを医者や、精神科医、弁護士、警察官に紹介します。また、子どもたちが希望すれば、専門のカウンセラーから直接カウンセリングを受けることもできます。

プラン・アチェのプログラム・サポート・マネージャー、リチャード・サンディソンは次のように語ります

「TESAは、暴力、育児放棄、家族との別離、恐怖、トラウマ(心的外傷)、食糧不足、病気などの問題を抱える子どもたちを助けるためのプログラムで、プランと地元組織が協力して実施しています。TESAは、支援を必要とする子どもたちが相談できる唯一のシステムです。プランはTESAの他にも、コミュニティレベルで子どもたちを保護する活動も行っており、教師や村のリーダーへの意識啓発トレーニングもそのひとつです。」

アチェ州では、インドネシア政府と自由独立アチェ運動(GAM)が昨年8月15日に和平合意に達し、30年にわたる紛争にようやく終止符が打たれました。政府もGAMも長期的な平和維持に努力すると表明しています。子どもの保護の重要性がいっそう高まる中、和平協定の締結と津波からの復興・再建が進むアチェは今、子どもたちを“守る環境”を作るための大きな転機を迎えています。

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