●東チモール 首都ディリなどで治安悪化

(2006年6月1日更新)

2006年5月より東チモールでは首都ディリなどで、除隊兵士らと政府軍との銃撃戦が相次ぎ、治安が急激に悪化しています。今年3月、軍が処遇改善を求めて兵舎を離脱した兵士約600人を免職処分としたことに端を発したこの衝突の背景には、東部出身者が政府要職などに優遇されているとする西部出身者の根強い不満があります。

自力での治安回復は困難とした東チモール政府はオーストラリアなど4カ国に軍の派遣を要請。到着したオートスラリア軍などが市内の治安維持にあたっていますが放火や銃撃は続き、死者も出ています。5月28日には国連職員や同国で働いていたフィリピン人らの多くが国外退出しました。連日、武装勢力による住宅や商店の放火や略奪が発生しているディリ周辺では、およそ50,000人が家を離れ、安全な場所を求め避難しています。

■ 東チモール:プラン現地事務所は首都ディリにあります

プラン・東チモールは、ディリ市外のドン・ボスコ校に避難所を求めてきた数千人の人々のための救援活動を最も早く開始した団体の1つです。避難してきた人々に水・食料、衛生サービスを提供し、また人身売買などの危険から子どもを保護するために、避難してきた子どもを登録し、リストを作成しました。治安が回復するまで、プラン・東チモールは、ドン・ボスコ避難所での避難民支援や周辺地域の環境整備を中心とした活動に専念する予定です。長期的には、平和構築およびコミュニティにおける住民同士の和解に向けて努力していく方針です。

*プラン・ジャパンでは、東チモールにおいてプラン・マンスリー・サポーター(子どもの保護体制づくり)、プラン特別プロジェクト(簡易保健所建設、学校建設)を通して複数のプロジェクトを支援しておりますが、幸いなことにこれまでのところ、この武力衝突によるプロジェクトへの影響は出ておりません。

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