●ケニア 食糧不足の状況

( 2006年3月22日更新 )

ケ ニアは東アフリカの中では最も工業化した国ですが、まだ農業に依存している国です。農作物の栽培のほとんどを天水に頼っており、もし降雨が不足すれば、ケ ニアは食糧の輸入が必要になります。水不足は家畜にも影響し、喉が渇ききった牛たちからミルクを得ることもできません。こうして人々は食糧不足に陥りま す。このケニアが現在まさにその状況にあります。

■ 食糧不足の状況

2005 年10月から12月にかけて降雨不足が深刻さを増し、既に政府の緊急対策プログラム下にあった地域でも状況は急速に悪化しています。もっとも深刻な地域は マンデラ、ワジル、ガリッサ、マルサビットとマヤレ県です。食糧不足に関連する理由でおよそ30人の死亡が報告されており、うち10人がマンデラ県の住民 です。子どもたちや母親たちの深刻な栄養不良が見受けられ、大量の家畜の死亡も報告されています。

キバキ 大統領は、この食糧不足を国家規模の災害と宣言。政府によると、長引く渇水により食糧不足に陥っている人々の数は37県350万人にも上り、支援にはおよ そ3億7,300万米ドルを必要としています。他方で、ケニア政府や国連、NGOの代表が集まり実施された調査によれば、支援を必要とする人口は350万 人よりも今後増加すると指摘。WFP(世界食糧計画)はすでに4,400万米ドルが不足しており、より多くの援助がなければ配布する食糧も尽きてしまうと のことです。

■ プランの活動地域の状況

通常よりプランは、農業従事者やコミュニティ組織による生産力の改善や収入を得るための経済活動への支援を通じて、食糧確保に努めています。しかし、このたびの国家的な食糧不足を受けて、現活動地域内での対応を積極的に検討しています。

◎ クワレ活動地域
政府から配布された食糧をまだ入手可能な状況です。大変な水不足に陥っているクワレでは、地区水道委員会が人々に水を行き渡せるようタンクを配布しまし た。今後も引き続きプランは食糧配布に協力をしながら、学校給食プログラムへの参加を検討するための学校状況調査を実施します。

◎ キリフィ活動地域
政府が食糧を配布しており、食糧はまだ入手可能な状況にあります。プランは食糧配布に参加しており、学校給食プログラムと次の種まきに備えて種子の配布を検討。

◎ チャコス活動地域
マシンガとヤッタがもっとも悪影響を受けています。事業計画に沿って食糧はGerman Ago Action と他NGOが配布。多くの人々が食糧事業計画に参加しているため、このことはプランの活動に影響が出ました。 今後プランはGerman Agro Actionの食糧配布に協力し、食糧購入と配布を実施予定。また、次の種まき時期に備えて種子を購入し、配布します。

◎ キムス活動地域
プランは食糧配布に参加しており、引き続き、食糧の輸送、種子の購入および配布を行う予定です。

◎ エンブ活動地域
ムベエレとそれより南部が影響を受けています。政府が食糧配布をしています。プランは食糧の輸送や学校給食プログラムに参加する予定です。

◎ ボンド活動地域
ンヤングオマとウヨマの一部に深刻な影響が出ています。この地域で政府は食糧配布をまだ行っていません。地区災害委員会は政府に支援を申し入れることに合 意した一方、いくつかの地元組織、主に女性グループが学校給食プログラムを進めています。しかし蓄えが尽きてきており、プランは支援を求められています。 今後プランは、物資の配布や輸送経路の構築など、これらのグループの活動を支援します。

◎ ティカ活動地域
現在のところティカの状況は深刻ではありません。いくつかのNGOの協力を得て、政府は学校給食プログラムのための食糧を配布しています。プランは3月・4月まで状況をみることにしています。

◎ タラカ/ホマベイ/ナイロビ活動地域
大きな影響はありません。

きょうだいのために半カップの茹でたメイズを持ち帰る少女(キリフィ地域ガンゼ)
痩せて、穀物の生育が望めない農地
(キリフィ地域ガンゼ)
食糧を求め出かけた母親を待つ子どもたち

状況に変化や進捗があり次第、ホームページ上でご報告いたします。

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