●中国四川省大地震から一年 〜子どもたちと取り組んだ復興活動〜

(2009年5月12日更新)


2008年5月12日、ジュンジュンは昼食を済ませて小学校に戻り、午後の授業が始まるのを待っていました。始業のベルが鳴った直後、大きな揺れが襲い、彼は教室から放り出されました。ジュンジュンに怪我はありませんでしたが、学校は倒壊し、彼は仮設学校で、度重なる余震に怯えながら勉強しなければなりませんでした。

四川省大地震から、5月12日で一年。過去30年間で最も大きな被害となった今回の大地震では、約8万8千人が死亡もしくは行方不明、約500万人が住む場所を失いました。道路、水や衛生施設などの基本的なインフラ設備も大きな被害を受け、四川省では約1万2000校の学校が全壊または半壊しました。ジュンジュンも、多くの子どもたちとともに学びの場を失ってしまったのです。

 
倒壊した学校
仮設で作られた学校寮

プランは早急に学校再建プロジェクトに取り組み、子どもたちにどのような学習環境が良いかを尋ねることから始めました。ジュンジュンや子どもたちは、自分を表現する方法や子どもの権利について学ぶ中で、理想の学校を描き、大人たちに発表しました。そして、子どもの意見を取り入れた学校が完成。このようなプロセスは、子どもたちが震災の恐怖から立ち直り、未来のビジョンを抱いていくうえでも功を奏し、子どもたちに笑顔が戻ってきました。


子どもたちの声を聴くこと― これはプランが地域開発を進めるうえで基本としていることですが、緊急・復興支援活動においても変わりません。四川省大地震の緊急・復興支援活動では、このような活動指針の下、医薬品・衣類・テントの支給、仮設トイレの建設、学校・家屋の再建、トラウマ(心の傷)のケア、防災システムの構築などに取り組みました。
絵や作文で理想の学校を描く子どもたち

ジュンジュンは言います。「新校舎ではもう地震の心配をしなくて良くなりました。僕たち子どもたちも状況を改善する力になれるのだと自信もつきました」

皆さまのあたたかいご支援に改めて感謝申し上げます。


完成した校舎 新しい校舎で学んでいます!