(2008年12月1日更新)
世界各地で続く紛争によって、多くの少女たちが犠牲となっています。今日までに世界中の5分の1の国々で少女が兵士として利用され、今なお1万人が紛争下で戦っていることを、プランは最新のレポート(※)で報告しました。 紛争の影響はこれだけではありません。西アフリカ6カ国で8歳〜16歳の少女1,000人を対象に行ったインタビューでは、内戦が長く続いたシエラレオネやリベリアで、誘拐や両親の死亡により食べていくことすら困難となった少女たちの窮状が明らかに。 紛争で家族から引き離された少女たちは、虐待や強姦、誘拐などの危険にさらされ、紛争が終わっても貧困から抜け出せずにいます。多くの少女に残された選択肢は2つのみ。餓死するか、食事代を稼ぐために体を売るか、そのいずれかです。そのため、望まない妊娠やHIV感染の危険にもさらされています。 |
![]() ■2,000万人もの少女たちが紛争のため 学校に通うことができません |
リベリアでは、プランのインタビューに応えた少女のうち、約半数は売春により妊娠した経験がありました。母親になった少女たちを待ち受けているのは、子どもを養うために、さらにお金を稼がなくてはならないという厳しい現実です。 また、紛争で親を亡くした少女の3人に2人は、日常的に自殺を考えたり、自殺を試みた経験があることも明らかになりました。心の痛みを抱え、売春以外に生きるすべがない少女たちによって、HIV感染も急速に広がっています。 さらに、家庭内暴力もまた、大きな問題です。インタビューを受けた1,000人の少女のうち8割以上は、身体的虐待や言葉の暴力、親の育児放棄に苦しんでいました。居場所を失って家から逃げ出した少女たちは路上にさまよい、売春や人身売買の危険と隣り合わせの生活を強いられています。 |
![]() ■リベリアの内戦を生きのびた少女 現在プランのカウンセリングに参加しています |
このレポートを執筆したアリス・ベーレントは、こう述べます。 プランは、インタビューを受けた少女たちのトラウマ治療のために、移動カウンセリングを開始しました。ここでは、カウンセリングや治療、家族との和解促進などの心理ケアに加えて、学費や職業訓練などの生活支援も行っています。 |