エチオピアのチャイルドもきっと大好き! 〜エチオピア料理レシピ〜               

(2008年4月4日更新)

主食インジェラの上に色んな種類のワットがのっています
主食インジェラの上に色んな種類のワットがのっています

エチオピアの人々は自分たちの郷土料理であるシチュー、「ワットWott」を誇りに思っています。とても用途が広くて美味しい、スパイスが効いた、このシチューは、毎食時に様々な形で食卓に上ります。

他のアフリカ諸国に比べてエチオピアでは、料理にスパイスを幅広く使います。料理する人は好みによって自分自身のスパイスの調合方法があるので、合わせるスパイスそれぞれの厳密な量はありません。乾いたフライパンで材料をローストし、ペースト状になるまですり潰して、様々な料理に利用します。ワットに使うスパイスは以下のとおりです。


 

 ・ 混合香辛料  ・ コリアンダー >
 ・ カルダモン  ・ ナツメグ  
 ・ クローブ(チョウジ)  ・ 黒コショウ
 ・ シナモン  ・ ロングペパー(長コショウ)
 ・ フェヌグリーク
 

 


■ ドロワットDoro Wott (チキン入りシチュー)

ドロとは、「鶏」という意味。チキンの入ったシチュー、ドロワットは主食のインジェラと一緒に食べてもなくても、どんな方法でも、とても美味しいシチューです。

<材料:4人分>
 ・ 鶏1羽  ・ 赤タマネギ1kg
 ・ にんにく 一片  ・ しょうが 大さじく1/2くらいの塊
 ・ トマト 3個  ・ 卵 4個
 ・ 植物油 60ml  ・ 粉末唐辛子 大さじ2
 ・ 塩
<作り方>
@
鶏を洗い、関節ごとに切り離します。タマネギをよく刻みます。にんにくとしょうがをすり潰します。トマトを湯がき、皮をむいて、フォークで潰します。卵はよく茹でます。
A
片手鍋に油をしき、強火にかけます。タマネギを加え、少量の水を入れ、タマネギが薄い茶色になるまで、焦げ付かないようにかき混ぜながら調理します。
B
火を弱め、粉末唐辛子とパプリカを加えてかき混ぜます。これから少し乾いてきたら、また少し加えます。1、2分したら、すり潰したトマトを加えて3、4分煮込みます。さらに、バター大さじ2杯と一緒にすり潰したにんにくとしょうがを加えます。
C
鶏を加えて、他の材料と一緒に煮込みます。水を少し加えて、鶏肉が骨から離れ落ちるくらい柔らかくなるまで、弱火で煮込みます。時々水を加える必要があるかもしれませんが、シチューがあまり水っぽくならないようにします。
D
調理を終える直前に、残りのバターと混合香辛料を入れてかき混ぜ、塩で味付けをし、火からおろします。よく茹でた卵の殻を剥き、4つに切り分けて、シチューの上に乗せて、ドロワットの完成!

 


■ インジェラInjera (エチオピアの主食)

エチオピアの主食「インジェラ」
エチオピアの主食「インジェラ」

酸味のあるパン「インジェラ」は、特別大きなフライパンで女性たちが焼く、クレープよりは厚くパンケーキよりは薄いパンです。エチオピアでは、「テフ」という鉄分と食物繊維が多く含まれた小粒の穀物を使って、イースト菌を使わずに常温で発酵させた生地を使います。
日本ではテフを入手するのは難しいので、ここではそば粉やビスケットミックスを使った簡単レシピをご紹介します。

*このレシピはBea Sandler’s The African Cook Book: Menus And Recipes From Eleven African Countries And The Island Of Zanzibar (Citadel Press, 1993)から引用しています。

<材料:4人分>
 ・そば粉パンケーキミックス 115g (そば粉70gと小麦粉70g)
 ・ビスケットミックス 115g (セルフレイジングフラワー70gと小麦粉70g)
 ・卵 1個  ・植物油
 ・水   
<作り方>
@
    オーブンを170℃に予熱します。
A
    そば粉とビスケットミックスを卵で合わせます。そこに、大さじ1杯の油と350ml-450mlの水を加えて混ぜます。
B
    10インチのスキレット(もしくは柄のついたフライパン)を熱くなりすぎないように中火で熱し、そこに油大さじ?をはけで広げます。鍋の周辺から中央に向かって円を描くように少しずつインジェラの生地を流し込みます。
C
    全体に均一に気泡がたったら、鍋を火から外して、表面が乾くまで約1分間オーブンの中に入れます。これをあと4回繰り返して、大皿を完全に覆うように5枚のパンケーキがお互いに重なりあるように並べます。インジェラの“テーブルクロス”の出来上がりです。