(2008年5月27日更新)
昨年12月に行われたケニアの大統領選挙後、国内では騒乱が続いておりましたが、国内の多くの地域では平常の生活を取り戻しています。この度現地事務所よりケニア国内状況について最新情報が入りましたのでご報告いたします。 |
| キスム(#152)、ボンド(#801)、ホマベイ(#171)活動地域 |
ケニア西部にあるビクトリア湖に近いニャンザ州は、もっとも騒乱の影響を受けておりましたが、 与党と野党の合意が成立した後、状況は大幅に改善されました。現在プランの活動も再開しています。 |
| キリフィ(#151)、クワレ(#550)活動地域 |
| ケニア沿岸部にある2つの活動地域は暴動の影響はなく、プランの活動も継続しています。人々は普段どおりの生活を送っており、学校では2学期の授業が再開され、いくつかの学校では騒乱により授業が行われなかった期間を補うために休みの期間も授業を行っています。観光地モンバサがある沿岸部では、この騒乱で観光業が多大な影響を受け、多くの人が職を失いましたが、現在は平常を取り戻しつつあり、ホテルの大半も営業を再開しています。観光業の回復はゆっくりではありますが、ホテルの従業員も徐々に仕事に復帰しているというよい知らせが届いています。 |
| タラカ(#156)、マチャコス(#802)活動地域 |
東部州にある2つの活動地域は暴動の影響はなく、プランの活動も継続しています。学校では授業が行われ、人々は普段どおりの生活を送っています。 |
なお、依然として食糧の価格は大幅に高騰しており、人々の生活の困難が予想されます。また、気象庁の予測により懸念されていた降雨量については、現在雨が降り始めており、状況を見守っております。
(2008年2月4日更新)
大統領選挙結果に伴うケニア国内の騒乱について、プランの活動地域における被害の報告は現在のところありません。しかし引き続き、支援者によるコミュニティ訪問はできません。 また騒乱によって道路などが遮断されるなどしているため、チャイルドとの通信物の送受に遅れが生じますことを予めご了承下さい。 |
プランはケニアにある8つの地域で活動していますが、報道されているような騒乱には直接巻き込まれておらず、コミュニティの人々もプランの職員もみな無事です。しかし、活動地域それぞれが違ったレベルで影響を受けています。プランの全ての職員は自らの家族の安全を守りながら、とても慎重にかつ責任を持って、刻々と変化する状況に対応しています。 |
![]() |
| キスム(#152)、ボンド(#801)、ホマベイ(#171)活動地域 チャイルド数32,000人 |
| ケニア西部にあるビクトリア湖に近いニャンザ州は、もっとも騒乱の影響を受けています。学校はまだ始まっておらず、交通は道路封鎖や暴動によって遮断されており、町の人々の生活は大きく影響を受けています。他方で、プランが活動している農村部は暴動の被害はありません。しかし公務員は出勤できない状況が続いているため、学校や診療所などの運営が滞っています。 プランはこの地域で従来どおりに活動するのは厳しい状況にありますが、職員の配置を変更するなど臨機応変に対応しています。 |
| キリフィ(#151)、クワレ(#550)活動地域 チャイルド数 20,000人 |
| ケニア沿岸部にある2つの活動地域は暴動の影響はなく、プランの活動も継続しています。学校では授業が行われ、人々は普段どおりの生活を送っています。しかし観光地モンバサがある沿岸部では、この騒乱で観光業に多大な影響を受けて多くの人が職を失い、農村部を含めた沿岸部全体が経済的に深刻な状況に陥ることが今後予想されます。 |
| タラカ(#156)、マチャコス(#802)活動地域 チャイルド数 22,000人 |
| 東部州にある2つの活動地域は暴動の影響はなく、プランの活動も継続しています。学校では授業が行われ、人々は普段どおりの生活を送っています。東部州には現在、西部リフトバレー州から避難してきていますが、それによる影響は現在のところありません。 |
| ナイロビ(#157)活動地域 |
| ナイロビ市は、散発的な暴力行為の影響を受けています。この活動地域にはチャイルドはいませんが、ここにも多くの子どもたちが暮らしています。安全が保障できないため、スラムにある学校では授業が行われていません。プランの職員も長時間の活動が難しく、時には活動地域を訪れることができないこともあります。 |
■混乱の矢面に立たされている子どもたち |
ケニア大統領選挙に始まった部族対立によって、何千人もの人々が恐怖の中で我が家を捨てて逃げざるを得ず、子どもたちも大きな犠牲を強いられています。 |
プランは、ナイロビにあるジャムフリといった多くのキャンプを支援し子どもたちの心身の回復を助けています。キャンプに到着した人々への治療を行なう緊急保健センターを設け、医薬品の支給やトレーニングを受けたスタッフの配置も行っています。 両親と一緒に逃げてきた子どもたちの大多数は、恐ろしい場面を目撃しています。彼ら自身の家も焼失し、わずかな衣類だけを背負って逃げてきました。食糧や水を集めて過ごす日々を強いられ、1ヶ月以上学校にも通うことができていません。 |
||
| ■ ソーシャルワーカーの質問に答える男の子 | ■ ジャムフリの国内避難民キャンプで遊ぶ子どもたち | |
| ナイロビのマザレにあるキャンプに避難してきた ンジヒア(17歳)は自分の家に火がつけられ、両親と2人の弟と一緒に逃げました。 「僕たちはお父さんと一緒にモロからナイロビに来ていた。ある夜、僕がトイレに行こうとしたら近所の家の周りを囲むたくさんの人たちが見えたから、急いでお父さんに伝えた。そしてお父さんは僕たちをトイレに隠したんだ。侵入者たちは略奪の後、村のすべての家を破壊した。僕たちは警察が来てからトイレから出たんだ…たくさんの人が死んでいました。ナイロビから帰り、モロに住むおじいちゃんに連絡すると、おじいちゃんの家も燃やされて見知らぬ場所に逃げたと言っていました。まだ僕たちはモロに帰ることができないんだ。この対立が終わったら、弟たちと一緒に学校に戻りたい」 |
| ジャムフリ公園キャンプのムウィカリ(9歳)は、まだ現実を受け入れられていません。生活が大変だと言います。 「私はこのキャンプでたくさんの友だちに会いました。ここには良い先生もいるよ。でもお母さんはキャンプを出るために家を探しています。争うのを止めて欲しい。そうすればお家にも学校にも戻れるのに」 |
||
ンジェンガ(10歳)は、暴徒が彼の村にやってきて近所の人たちを襲撃するのを見ました。 ■ 避難民キャンプにて木にもたれる少年(11歳) |
||
(2008年1月11日更新)
| ケニアで起こった騒乱による、プラン活動地域内の状況については現在確認中です。状況が明らかになり次第、ご報告します。 なお、状況が安定するまでの間、支援者によるコミュニティ訪問はできません。また、この騒乱により道路が寸断されるなどし、チャイルドとの通信物に遅れが生じますことを予めご了承下さい。 |
■ウガンダでケニアの避難民支援を開始 |
| 暴動により25万人以上が国内外に避難 | ![]() REUTERS/Georgia Cranston courtesy |
|
昨年12月27日に行われたケニア大統領選挙の結果発表直後に、選挙の不正を訴える野党支持者と与党支持者などが中心となり、暴動が発生しました。警察の発表によると、死亡者数は600人以上。西部エルドレットでは教会が放火され、避難していた子どもを含む50人以上が亡くなりました。また国連によると、暴動による混乱のため、25万人以上が避難を強いられています。 |
| 深刻化する食糧不足 |
| 暴動の影響を最も受けた西部のリフト・バレー州では、約10万人が急速な飢えに瀕しています。この地域に暮らす多くの子どもたちは、暴動以前から中度の栄養不良にありましたが、この暴動により田畑を破壊され生計を失ったために、さらに深刻な食糧不足に直面しています。政治的解決の見通しは立っておらず、燃料も不足している中、今後人々の生活はさらに悪化することが懸念されています。 |
| ウガンダにおける避難民への支援 |
| この影響で、隣国ウガンダのトロロ県には、ケニアから2〜3,000人が国境を越えて避難しています。トロロ活動地域でプランが支援する小学校では、ケニアから避難してきた何百人もの子どもたちを保護しています。多くの避難民は家や財産を失い、何も持たずに逃げてきているため、プランはそれらの人々に対して牛乳や大豆粉などの必要な食糧や薪、水を浄化する器材などを提供しています。また、プランが医薬品を提供しているマラバ保健センターでは、病気やけがをしている人の手当てや妊産婦のケアも実施しています。 |
| 今後のプランの対応 |
| 今週にもプランは、ケニア赤十字と協力し、5万人の子どもたちと5,600人の妊産婦や授乳中の母親への救援を開始する予定です。 また今後、暴動に巻き込まれた子どもたちの身体的・精神的ダメージをケアするため、そうした子どもたちへの対応の訓練を受けた職員を派遣し、緊急の保健センターを設置するとともに医薬品の提供などの支援を行ないます。 |
(2008年1月7日)
2007年12月27日に投票が行われたケニアの大統領選挙。その結果をめぐり、国内の主要都市(首都ナイロビ、西部エルドレットやキスム、沿岸部モンバサなど)で騒乱が発生しています。 プラン・ケニアの全事務所および職員などには被害はなく、現在活動地域内の状況把握に努めています。状況が明らかになり次第、ご報告します。 なお、状況が安定するまでの間、支援者による活動地域の訪問はできません。またこの騒乱により道路が寸断されるなどし、チャイルドとの通信物に遅れが生じますことを予めご了承下さい。 |