(2008年1月7日更新)
昨年12月3日から14日まで、180カ国以上から1万人を超える政府関係者や専門家が参加する国連気候変動枠組み条約第13回締約国会議(COP13)がインドネシア・バリ島で開催されました。 気候変動によって、子どもたちの将来はこれまで以上に脅威にさらされています。異常気象が原因の自然災害の死傷者数は、今後25年で倍増すると予想されていますが、犠牲者の大半は女性や子どもたち。また、汚染された水や不衛生な環境に起因する病気やマラリアで1,100万人以上が死亡するとも言われています。 |
![]() ■記者会見に応じる代表者 (左から、トーマス、ヘゼル、ハンナ、エニ) |
しかし、気候変動が既に子どもたちの生命に甚大な影響を及ぼしているにもかかわらず、これまでの国連の気候変動に関する議論において、子どもたちは不在でした。プランは、イギリスのIDS(開発学研究所)、国立児童局と協力し、インドネシア、フィリピン、スウェーデン、イギリスから集まった4人の若者たちのCOP13への参加をサポートしました。この代表たちは、会期中会議の討議を見学し、各国の閣僚や代表たちに意見を述べたり質問をし、2009年にスウェーデンのコペンハーゲンで開催される気候変動についての会議で、子どもたちの意見が必ず反映されるようプロセス作りを目指しています。 今回の会議でこの4人の代表は、「子どもたちは気候変動の犠牲者ではあるが、気候変動の防止に貢献する能力を持っており、気候変動に対する意思決定にその声を反映する権利がある」と主張しました。 会議の開催地となったインドネシアは、ここ数年たびたび地震や洪水などの災害に見舞われています。プラン・インドネシアの災害防止プロジェクトマネジャーのアイアノ・アムリは、次のように話します。「プランは子どもたちが、自分たちの暮らすコミュニティの改善だけでなく、国際的な政策決定の場においても、その能力を発揮できると考えています。意思決定のあらゆる段階で、子どもたちはその声を聞き入れられる権利があるのです」 今回の会議での貴重な経験をもとに、4人の若者たちは、今後も子どもたちや若者の意見を気候変動に関する話し合いに反映する方法、また周囲の人々に気候変動の影響や問題をいかに伝えていくかを検討していきます。 |
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![]() ■意見交換する若者たち |
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![]() ■取材の撮影中のトーマス |
4人の代表は、日々のブログやポッドキャストなどを使って、今回の体験をバリから報告しています。
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| 代表となったこどもたち |
![]() ■トーマス イギリス代表、16歳 |
Young UK’s National Children’s Bureau (NCB)のメンバーの1人。彼は、気候変動と、それに対して大人や学校、若者、政府が共に何ができるかを取りあげたDVDを発表し、NCBの気候変動コンテストで優勝。 「他の国が気候変動に取り組むための自国の計画の中に、どのようにして子どもたちや若者の意見を取り入れるつもりなのかを見守るのは、興味深いよ。」 |
![]() ■ハンナ スウェーデン代表、16歳 |
グリーンキャンペーンに参加する1人。若者に気候変動に関する議論に参加するチャンスを与えて欲しい、と彼女は考えています。 「バリでの決議は、それを作った人たちだけではなく、私たちに影響があるのよ。」 |
![]() ■ヘゼル フィリピン代表、15歳 |
地元の若者グループのリーダー。ヘゼルや彼女の仲間たちは、環境に悪影響を及ぼす汚染や不法漁業、農薬使用に反対するキャンペーンをしています。 「私たちは環境を守ることを学ばなくてはいけません。地球温暖化に取り組むために、子どもたちも意見を持つべきだし、地域の人々に地球環境について伝えるためにできることはたくさんあると思う。」 |
![]() ■エニ インドネシア代表、17歳 |
熱帯雨林の大規模な破壊をもたらす不法な伐採について調査をしました。 「森林伐採は土砂崩れを引き起こし、水の供給にも影響を与えています。手遅れになる前に、私たちは自然を尊重することを学び、環境を守らなければなりません。」 |