●バレーボールからニワトリ飼育、HIV/エイズ問題の啓発まで!
                        やる気みなぎる若者たち  〜ザンビア〜               

(2007年11月02日更新)


マワベ ムランビ職員
  「バレーボールをしよう!」「でもどうやって?ボールもコートもないよ」「自分たちで作ればいいんだよ!」そんないきさつから始まった、この若者たちのグループ。ともすれば社会活動とは無縁と思われがちな彼らでしたが、その熱意がプラン職員の目に止まり、見事な成長をとげます。プラン・ザンビア、マワペ ムランビ職員からの報告です。


ザンビア南部のマザブカ地区、マブエツバコミュニティ。このユースクラブの始まりは、バレーボールをしたくて集まった5人の若者たちでした。ボールを買う余裕がなかった彼らは、ビニールの買い物袋を集めて手作りし、診療所そばの空き地でバレーボールを始めます。日を追うごとに仲間は17人に増えましたが、その年齢は12歳から22歳と様々で、彼らのほとんどが母親か父親を亡くしていました。半数は学校に通っておらず、家庭の生計を担っていたり、HIVに感染している若者もいました。

グループが大きくなるに従い、彼らは会員費として一人1.3ドル(約148円)を集めることに。さらには議長、書記、そして会計係を任命しました。念願かなって最初のバレーボールを買うことができたのは、それからすぐのことでした。

そんな彼らに目を止めたのはプラン職員、ファインズ ムウェネです。ある日若者たちに声をかけた彼は、バレーボールに意欲を燃やす彼らのエネルギーを目の当たりにすると同時に、収入を得るために何か活動をしたい!という彼らの強い願いを知ります。その日から、プランと彼らの手探りの連携が始まったのです。

バレーボールに夢中の若者たち 

そこでまず、彼らが挑戦したのは菜園づくりです。プランはトマトやキャベツ、菜種やオクラの種を提供。家庭の生計を担っている人や家族の世話をしている人には、メイズや大豆の種も配られ、菜園での野菜栽培に取り組みました。
その後2006年11月には、プランがメンバーの中から6人に洋服の仕立てや裁縫の技術トレーニングを実施。ミシンの支給も受けた彼らは、仕立て屋をスタートしました。彼らが作るのはほとんどが学校の制服です。費用は一着につき3.8ドル〜5.10ドル(約435円〜584円)。家計を支える大切な収入となりました。
こうして得られた収入の一部は、「グループファンド」として集められ、経済的に苦しいメンバーの医療費に充てられています。これまでに、医療費を支払うことができない5人を援助することができました。

メンバーは話します。「数ヶ月たって、私たちはますます色々なことに挑戦し始めました。自分たちで得た収入で、数羽のニワトリを購入することを思いついたのです。それを繁殖して増やすことに成功すると、私たちは他のメンバーにもニワトリの飼育を広げました。そのうちに、メンバー全員がニワトリ飼育に携わることでしょう。」

彼らの躍進はそれだけにとどまりません。プランは彼らに、子どもの権利やHIV/エイズの問題にもかかわるよう働きかけたのです。プランの資金協力で行われる啓発活動の集まりにおいて、今や彼らメンバーがパフォーマンスを行うなど大きな役割を果たしています。


今や立派な仕立て屋さんです! 

このユースグループを実際に訪問した、プラン・ドイツの理事、アクセル・バージャー氏は、こんな言葉を残しています。「強い参加意欲と決意さえあれば、その人が持つ最大限の潜在能力を発揮することができるのですね。」

バレーボールから始まり、ついにはHIV/エイズ問題の啓発活動にまで及ぶようになった彼らの活動。このようにプランは、子どもや若者たちの能力を引き出す手助けをし、その想像力とあふれるエネルギーをコミュニティの発展のために大いに活用しています。
若者たちの挑戦はまだ始まったばかり。今後さらに、コミュニティへどんな貢献をしてくれるか、本当に楽しみな彼らです。

 

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