●学校の変化がもたらしたもの〜スリランカ、学校保健プロジェクトより〜                        

(2007年10月5日更新)

スリランカはインド洋に浮かぶ涙のしずくの形をした島国で、中央部の高原地帯には紅茶農園が広がっています。人口の約18%を占めるタミル人の多くは、紅茶農園で働いています。これらの地域には政府の支援が不足しているため教育環境が整っておらず、地域の学校はとても衛生的とはいえません。

プランはこのような問題を解決するため、紅茶農園のあるキャンディ活動地域のドルワ地区において、タミル人の子どもが通う3校を含む13の小学校を対象に「子どもにやさしい学校保健プロジェクト」を実施しています。プロジェクトでは、校内の清掃美化を行ったり、栄養バランスのとれた給食を支給したりして、子どもにやさしい学校環境の整備を目指しています。

子どもたちは、プロジェクトによる変化を感じています。「私たちの学校は、生徒みんなにとって居心地の良い場所になってきています。学校にきちんと来る子が増え、バランスの良い食事を心がけるようになり、校内はきれいに整頓されています。今では先生も生徒もはつらつとしています」。13歳のビラジニの声です。

別の生徒、ニランジャラは次のように話します。「私の学校は前とは全然違って、みんな学校に行くのを楽しみにしています。今では清潔な制服を着て学校に通い、教室も整頓されてとてもきれいです。衛生的な習慣も身につきましたし、学校で教わったことを両親や近所の人たちにも教えています」。

また、教師の教育に対する意識も変わり、積極的に生徒と関わるようになりました。「私が毎朝生徒に『おはよう』と挨拶するようにしたら、今度は生徒たちから私に挨拶してくれるようになったのです。私たちが子どもに接する態度を変えれば、おのずと子どもたちも変っていくことに気づきました。これこそが子どもにやさしい学校なのだと思います」と教師のシラニは話します。

みんなが気づき始めた意識変化の持つ力。今後も子どもたちを通して、家庭やコミュニティ全体に良い影響が広がるようプランの活動は続きます。

校庭をみんなできれいに

 

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