●5.相互理解と協力:インドネシアの「子どもイベント」開催

プランが活動する途上国の多くでは、子どもはあくまでも親の所有物。つまり、生計の補助をしてくれる労働力であり、子どもの将来も親が決めるものと考えられがちでした。教育現場でも教師に子どもの能力を見出し伸ばすだけの能力が備わっていないため、子どもたちはせっかくの創造性や才能を発揮できずにいます。

しかしどの子どもにも、「生きる」「育つ」「発言する」といった基本的人権があります。そこでプランはインドネシアのセラヤール活動地域で、「子どもの権利」啓発活動の一環として、「子どもイベント」の開催を提案しました。ただし大人や自治体がお膳立てをした催しに単に子どもが参加をするわけではありません。イベントの企画立案から準備、広報活動、実施まで、すべてのプロセスを「子ども委員会」を中心とした子どもたち自身で行う一大プロジェクトです。

やってきたイベントの当日。セラヤール中から700人を超える子どもたちが集まり、さまざまなイベントに参加しました。アジア伝統の球技セパタクロウや卓球、綱引きなどのスポーツ競技や、詩の朗読会や絵画・工作コンテストといった文化的な催しまで。参加した子どもたちは達成感と共に大きな自信を手にしました。また親や教師にとっても、イベントで活躍する子どもたちを見て、彼らの隠れた才能を知る絶好の機会になりました。

 
セパタクロウ大会 男子の部の優勝者たち。   子どものスピーチコンテストでは「子どもの権利」がテーマに取り上げられました。
     
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