●4.住民と生計:セネガルの小規模信用貸付プロジェクト

プランが活動するセネガルの農村地帯では、住民が手軽に利用できる金融サービスが少なく、いざ商売などを始めようとしても資金調達ができずにチャンスを逸してしまうことが多くあります。そこでプランは活動地域のティエスにおいて、米国国際開発庁やセネガル国内の貯蓄信用共済組合支援団体と提携し、各コミュニティで結成された信用共済組合への運営指導を行いました。

この実施にあたっては、住民への信用貸付や貯蓄の利用機会を作るほかに、女性のより積極的な地域開発活動への参加を促すという大きな目的がありました。女性は男性以上に資金力がない、受けられる金融サービスにいっそうの限りがあることから、女性は自らの手で収入を得たり地域活動に参加したりすることに消極的でした。そこでプランは運営指導の一環として、女性を対象とした回転貸付基金を組合の中に設立し、女性による経済活動の活性をはかりました。この狙いは当たり、当初目標にしていた124件を大幅に上回る495件の融資希望が寄せられて、小さな商売を始めるなど女性が積極的に収入増加活動を行うようになりました。

こうして女性の経済活動を支援することは、実はその子どもたちのさまざまな状況改善に直結します。なぜなら、母親である彼女らは、自らの収入をまず子どものために消費するからです。これによって子どもたちは学用品や教科書を持って学校に通えるようになり、栄養のある食事を摂れるようになりました。

 
信用共済組合にはいつも人が相談にやってきます。   女性住民からの相談に親身に応じる女性相談員。
     
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