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2013/1/10

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マララさん襲撃事件から3ヶ月、女の子の教育への取り組みが拡大

写真:マララ・ ユスフザイさん

(C)Veronique de Viguerie/Getty Images

2012年10月9日、女の子の教育の権利を訴えて活動していた、パキスタンの15歳の少女マララ・ ユスフザイさんが頭部を銃撃された事件は、世界各国で抗議と怒りの声を巻き起こしました。幸いにも、マララさんは順調に回復して、2013年の年明けには退院することができました。今回の事件は女の子の教育のあり方を問い直す機会となり、その気運は国際社会に広がっています。

ゴードン元英国首相が立ち上げた署名運動

この事件を受けて、国連グローバル教育担当特使を務めるゴードン・ブラウン元英国首相が、マララさんとパキスタンにおける女の子への教育を支援する署名集めを世界で展開し、プランも各国でこの署名運動に協力しました。パキスタンを訪問したブラウン元首相は、パキスタン政府に100万人を超える署名を手渡し、すべての女の子の教育を実現するよう求めました。
パキスタン国内でも、市民団体が女子教育の拡充を訴えるマララさんの活動主旨に賛同する署名活動を展開し、120万人を越える人々が参加しました。

女の子への教育に取り組み始めたパキスタン政府

国際社会とパキスタン国内の声を受けて、国連とパキスタン政府が共同で、困難な状況に置かれている女の子が教育を受けられるよう支援することを目的とした「マララ基金」の創設を発表しました。パキスタン政府は、1000万ドル(約10億円)の資金をマララ基金に投入することに合意し、さらに、この基金の使い道に関して、すべての女の子が学校教育を受けられるようにするための支援に用いることを国連に対して約束しました。

世界に広まる女の子支援の機運

女性に対する暴力撤廃の国際デー(11月25日)には、国連人権高等弁務官ナビ・ピレイ氏がマララさん襲撃事件に関連して声明を発表し、国際社会が継続して世界の女の子の教育拡充に取り組むよう求めました。「マララさんの勇敢な取り組みが、世界中の人々の心を動かしました。マララさんの名において、今、世界の指導者や多くの人々が立ち上がり、教育における大きな変化がパキスタンをはじめ、世界で起ころうとしています。しかし、マララさんと彼女の戦いに報いるには、私たちはさらに大きな変化を求めて取り組むべきです。マララさんが生み出した勢いを継続し、すべての女の子に教育を受ける権利が実現するよう立ち上がらなくてはいけません」。

ブラウン元首相は、2012年12月にプラン・UKが開催した会議の場において、国連青少年アドバイザリー委員会が計画している、国際的な教育促進プロジェクト「エデュケーション・ファースト」への賛同を表明しました。国連青少年アドバイザリー委員会のメンバーには、プラン・UKの青少年グループに参加しているデイビット・クローンさん(17歳)も選ばれています。ブラウン元首相は、こうした若者たちの動きを後押しして次のように述べました。「青少年が国際的な問題の解決にリーダーシップを発揮しようとしている。彼らは、すべての子どもたちと青少年が質の良い教育を受け、自らの可能性を発揮する、基本的な権利の実現というマララさんたちの目標を共に担っている」。

プラン・ジャパンは、Because I am a Girlキャンペーンを通じて、ブラウン元首相の女子教育における性差別の解消に向けた取り組みを支援しています。

写真:女の子の支援について話すゴードン元英国首相(右)

女の子の支援について話すゴードン元英国首相(右)

写真:ゴードン元英国首相とプラン・UKの若者たち

ゴードン元英国首相とプラン・UKの若者たち

参考記事

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