共立女子第二高等学校華道部の皆さんからのメッセージ
「私たち共立女子第二中学高等学校華道部は世界中の人々の心が通じ合って平和に繋がるようにという願いを込め、ハートをモチーフにしたデザインにしました。部員一人ひとり心を込めて生けたお花をハートカズラで一つに繋ぎ、世界が一つになるようにということをイメージしました。そしてお花の種類は日本の女の子のための行事である雛祭りの代表的な花である桃を基調とし、それぞれが調べた花などを一緒に生けています。器の横に詳細が置いてありますのでご覧ください。
そして何故このようなデザインにしたかというと、私たちが途上国の女の子たちの現状を調べたときあまりに悲惨だったからです。ネパールでは結婚している女性全体の7%も10歳未満の女の子が占めていて、小学校に通っていない女の子は世界に6,200万人もいます。また、アフリカのトーゴでは、中学校に通っていない女の子は男の子の30%に比べて半分以下の14%です。妊娠出産での死亡率は、日本では約1万人に1人なのに比べ、38人に1人です。どれもこれも日本では有り得ないことです。これが途上国の「当たり前」になってはいけません。女の子が教育を受ければ妊娠出産に対する正しい知識を得ることができ、新しい命を救うこともできるのです。
日本をはじめ先進国の人々は食物、教育全てにおいて恵まれています。しかし豊かになりすぎて心が貧しくなっていくことも否めません。先進国でも途上国でも花のある暮らしがあったらどうでしょう。貧富の差に関わらず心豊かな生活ができ、理想的な人間形成もできるはずです。
世界を変えられるのはここ地球に暮らしている私たちです。しかし何をして良いか分からないというのが一般論だと思います。まずは目を背けず現状を理解することが大切です。そして変えなければいけません。私たちと同じ女性が苦しむ社会をほうっておくわけにはいきません。女の子という蕾が開花されないのはあまりにもったいないと思います。
同世代の私たちが願うことは、一人でも多くの途上国の女の子が笑顔になってくれれば良いということです」
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