ハイチ大地震から5日目(首都ポルトープランスにて)
プラン国際本部 スチュアート・コールズ
このひどい状況を何とかしなければ、というフラストレーションばかりが募る。移動時間は通常の3倍かかり、電話も途絶えがちで、他地域にいるスタッフとの会話もままならない。多くの人が食べ物を必要としているが、ほとんどの店や銀行のシャッターは閉じられている。
一部の地域では武装したギャングが暴れており、倒壊を免れた銀行を襲撃している。人々はどうにか首都から離れようと、ガソリンを求めて、列を作り辛抱強く並び続けている。
住民グループと相談しながら必要物資をリストにしていったところ、ポータブル式トイレ、水、テント、その他の生活用品が延々と続く。緊急時にできることには限りがあるが、怪我の診察や、物資の支給など、必要最低限のことから始めるしかない。多くの人が、ほかの誰かを助けようと懸命に働いている。

■コールズ職員 ■倒壊した店舗
クロア・デ・ブーケで出会った女性は、夫と2人の子どもを地震で亡くした。倒壊した家の下敷きになったのだ。何が起きたのか、残された3歳の娘が理解しているか訊ねると、「分かりすぎているぐらいだわ」と、険しい顔で答えた。
何気ない会話の中で、子どもたちが置かれた状況の深刻さが浮き彫りになっていく。40人近い子どもたちが、怪我の手当てのためにドミニカ共和国との国境地域に送られた。親の付き添いはない。このような非常時こそ、人身売買に目を光らせなければならない。

■避難所で人々の状況を確認するプラン職員
ポルトープランス郊外の避難所では避難生活を送る人々が一つのテントに集まり、プランが派遣した医師、ウンニによる保健講習に耳を傾けている。このような状況下で感染症が広がると、取り返しがつかないのだ。
「夜、怖い夢を見る人はいる?」 そうウンニが訊ねると、たくさんの小さな手が挙がった。「それは、普通のことなんだよ」 ウンニが伝える。そして、子どもたちから笑い声すら引き出している。

■プランは「子どもの保護」を中心に活動
首都には多くの報道機関が集まっているが、他地域の状況は、なかなか伝わってこない。プランのスタッフは被災規模が大きいジャクメルでも支援を行っているが、食糧も薬も届くまでに時間がかかりすぎている。もうすぐ支援物資を積んだ船が、ドミニカ共和国から到着する。急いで駆けつけて、一時も早く人々に届けなければ。
※プランは、ハイチ大地震被害に対して、緊急・復興支援を行っています。最新情報は、こちらをご覧ください。
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プラン・ジャパン Staff日記

