働き者の小さなスーパーモデルたち
コミュニケーション部 久保田恭代
泥でできたモスクの世界遺産が有名な西アフリカの国、マリ。
雑誌CREAの取材アテンドのため、出張してきました。直木賞作家の角田光代さんが、この国でプランが行っている「女性性器切除廃止プロジェクト」をご取材くださったのです! 詳しくは、現在発売中のCREA(文藝春秋)をぜひご覧ください!
このコーナーでは、取材の合間に見聞きしたマリの小話をいくつかお届けします。
まずこちらの写真は、一生懸命に井戸から水を汲む少女たち。見事なチームワークで、水がたっぷり入った重たいタンクにつながれたロープを代わる代わる引っぱり、あっという間にタンクを引き上げてしまいました。

覗くと足がすくみそうなくらい深い深い井戸。
水面までは、ビル3階分くらいの高低差!?

そして、水が浪波と入ったタンクやバケツを頭にのせて、家に。水汲みは女の子の毎日の仕事なのですが、スッと背筋を伸ばして誇らしげに歩く姿が頼もしいです。主食の雑穀類の脱穀作業もお手の物。子どもも家での作業をきっちり分担されており、それが家庭や地域の構成員としての自信につながっているような気がしました。

それにしても、どの少女たちも本当に細くて、スラリとしているのです。「モデルになれるよー」と勧誘したくなるスレンダーで美しい少女たちたちばかり。そんな、自分の美貌を鼻にかけることなく(というか気づいていない)、よく働く彼女たちに脱帽です。
さて、冒頭にも記しましたが、マリは泥の建物が有名。世界遺産でなくとも、普通の村々の泥でできた建築物がハッとするほどかっこよかったりします。壁に飾られた木彫りの人形は、魔除け。ヘビ(ワニ?)は、雨どいらしいです。

とんがり屋根の建物は、納屋。食料や薬を備蓄しておくためのものです。覗いたら、日本の納戸のように、ちょっとしっとりした香りがしました。
マリのロバたちは本当によく働きます! 荷物を運んだり、人を乗せたり。マリの農村地帯には欠かせない存在です。

村にあるホテル(というか民宿。ソーラーパネルで何とか発電、水道はナシ、トイレはもちろん水洗じゃない)で出されたランチ。

トマトソースのパスタでした。マリではトマトソースが人気です。乾燥地帯のため、野菜は玉ねぎくらいしか栽培されていなかったそう。最近はプランのパートナー団体の栄養知識普及プロジェクトのおかげで、トマトやナスなどが栽培されるようになったとか。
「世界で4番目に貧しい」と言われるマリ。
なかでもプランの活動地域はもちろん貧しいのですが、啓発活動のおかげで教室に女の子が増えたという話を聞いたり、村のCBO(住民組織)が活発に発言する姿を見たりする度に、「この村の未来は明るい!」と確信しました。
プラン・ジャパン Staff日記

