プラン・フレンズによるインドネシア訪問
プラン・フレンズ(開発教育ボランティア) 邑田 明美
私は昨年から始動した「プラン・フレンズ」というボランティアの一人で、子どもたちに途上国の現状を伝えるプラン・ジャパンの活動に協力しています。8月に2週間、フレンズの仲間とインドネシアに行ってきました。インドネシアはもう何度も旅行していますが、いつもとはちょっと違う旅となりました。

■プラン・インドネシアの職員と、一緒に旅をしたフレンズたち
フレンズと合流する前に、友人がいる西ティモールのソエを訪問。最寄りの空港からソエまでの3時間のドライブは、道路も整備されていて快適でした。でも、その道路は東ティモールで騒乱があったために軍が整備したものと聞くとちょっと複雑な気分です。ソエは、ひろ~い丘の上の町という印象。そして驚いたのは、とっても寒いこと。夜は特に冷え込んで、真夏の気候しか予定してなかった私は毎晩凍えてしまいました。インドネシアでもこんな寒いところがあったなんて・・・。
ソエでは観光もしましたが、やはり一番印象に残っているのはプランの活動地域の訪問です。到着した日、ちょうどドイツ人のスポンサー夫婦がチャイルドに会いに行くとのことで、同行させてもらいました。ソエの町から車で2時間。道路の舗装もだんだんなくなり、ようやく着いた村では、大勢の村人が私たちを待っていてくれました。ちょうどその日はインドネシアの独立記念日(8月17日)。村の催し物に合わせて村全体で大歓迎会です。

■民族衣装で踊りを披露してくれた子どもたち
初めて見るティモールのカラフルな伝統衣装、そして女の子は優雅に、男の子はダイナミックに踊る様子はとても印象的でした。島ごとに違った文化に触れられるインドネシアで、改めてその多様性を実感しました。
その後、いよいよジャカルタで他のフレンズら計7人と合流。まずはジャカルタ港近くのスラム街におけるプランのプロジェクト見学です。この町の主な収入源は海で採ってきた貝を加工して得るお金。加工場では、女性や小さな子どもがもくもくと作業をしていました。私たちが訪問した「KOPLAK」という子どもたちのシェルターでは、小さいときから労働力として働き、学校に行けない子どもたちが集まって、音楽を演奏したり、絵を描いたりしています。家庭内暴力なども頻繁にある様子で、子どもたちの避難場所としても機能しているとのこと。
貧しく厳しい生活環境、そんな現実を変えていこうと若者たちだけで運営して活動をしている様子は、感動というより衝撃的で何といっていいのか言葉もありません。都市部でのプランの活動を見るのは初めてで、特にスラム街での活動見学というのは私たちにとって特別な体験になりました。

■左: 子どもたちのシェルターの入口で
■右: 貝の山を前に、多くの子どもたちが働いています
次の目的地は、ジャワ中部にあるグロボガン。私が交流しているチャイルドをみんなで訪問しました。訪問先の学校では、子どもたちのすばらしい劇を見たあとに、私たち8人で「カッコー」を輪唱でおかえし。もう何十年(?)も歌ったことないのに、こんなところで歌うなんて・・・。でも、意外にノリのよいリズムを再発見しました。他にも、墨と筆で習字を披露したり、折り紙を折って生徒たちにあげたり。生徒たちは身を乗り出して、興味津々の様子。少しは日本の文化を体験してもらえたかな。
一度にこんなに日本人がくるなんて、チャイルドの家族もさぞかしびっくりだったでしょうね~。初めて会うチャイルドは、写真よりも成長していて、とってもかわいい女の子でした。時間がなくてゆっくりと家族と話をしたりできなかったのがちょっと残念。でも、彼女はまだ7歳。これから何回でも会いに行く機会はあるでしょう。もうすでに、来年のインドネシア旅行はどんなスケジュールにしようかな~なんて考え始めているこのごろです。

■左: 習字の作品と一緒に
■右: 学校の子どもたちと一緒に踊っちゃいました
今回は、新たなインドネシアの発見、都市部でのプランのプロジェクト、グループでの楽しいコミュニティ訪問と、プランを通してひと味違った旅行が体験できました。現地でお世話になったプラン職員の方々、本当にありがとうございました。
※プランのコミュニティ訪問について詳しく知りたい方は、こちらをご覧ください。
プラン・ジャパン Staff日記

