2010/1/17

ハイチ大地震から5日目(首都ポルトープランスにて)

Filed under: America中南米 — zzz @ 17:28

プラン国際本部 スチュアート・コールズ

このひどい状況を何とかしなければ、というフラストレーションばかりが募る。移動時間は通常の3倍かかり、電話も途絶えがちで、他地域にいるスタッフとの会話もままならない。多くの人が食べ物を必要としているが、ほとんどの店や銀行のシャッターは閉じられている。

一部の地域では武装したギャングが暴れており、倒壊を免れた銀行を襲撃している。人々はどうにか首都から離れようと、ガソリンを求めて、列を作り辛抱強く並び続けている。

住民グループと相談しながら必要物資をリストにしていったところ、ポータブル式トイレ、水、テント、その他の生活用品が延々と続く。緊急時にできることには限りがあるが、怪我の診察や、物資の支給など、必要最低限のことから始めるしかない。多くの人が、ほかの誰かを助けようと懸命に働いている。

 
■コールズ職員                 ■倒壊した店舗

クロア・デ・ブーケで出会った女性は、夫と2人の子どもを地震で亡くした。倒壊した家の下敷きになったのだ。何が起きたのか、残された3歳の娘が理解しているか訊ねると、「分かりすぎているぐらいだわ」と、険しい顔で答えた。

何気ない会話の中で、子どもたちが置かれた状況の深刻さが浮き彫りになっていく。40人近い子どもたちが、怪我の手当てのためにドミニカ共和国との国境地域に送られた。親の付き添いはない。このような非常時こそ、人身売買に目を光らせなければならない。


■避難所で人々の状況を確認するプラン職員

ポルトープランス郊外の避難所では避難生活を送る人々が一つのテントに集まり、プランが派遣した医師、ウンニによる保健講習に耳を傾けている。このような状況下で感染症が広がると、取り返しがつかないのだ。

「夜、怖い夢を見る人はいる?」 そうウンニが訊ねると、たくさんの小さな手が挙がった。「それは、普通のことなんだよ」 ウンニが伝える。そして、子どもたちから笑い声すら引き出している。


■プランは「子どもの保護」を中心に活動

首都には多くの報道機関が集まっているが、他地域の状況は、なかなか伝わってこない。プランのスタッフは被災規模が大きいジャクメルでも支援を行っているが、食糧も薬も届くまでに時間がかかりすぎている。もうすぐ支援物資を積んだ船が、ドミニカ共和国から到着する。急いで駆けつけて、一時も早く人々に届けなければ。

※プランは、ハイチ大地震被害に対して、緊急・復興支援を行っています。最新情報は、こちらをご覧ください
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2010/1/12

チャイルドに会いに、インドへ

Filed under: Asiaアジア — zzz @ 11:59

コミュニケーション部 船越美奈

昨年秋、2年前から交流しているチャイルドに会いに、インド西部のラジャスタン州をプライベートで訪れました。今回は、そのコミュニティ訪問の様子をご紹介します。

チャイルドは、今年16歳になる女の子。現在、プランの裁縫トレーニングに参加しています。小学校は卒業したものの、読み書きは困難で、かろうじて名前がサインできる程度。この地域では、女の子が教育を続けることは難しく、教育の質も低いのです。

 
■左: チャイルド。シャイでめったに笑いませんが、美人です!
■右: チャイルドの家族や近所の子どもたちと

 
■左: チャイルドの家で、昼食を一緒にいただきました。薄地のパンに、豆カレー、地元でとれる野菜の炒め物、ヨーグルトなど、心づくしの料理が並びます
■右: お父さん(右)は町の工場で働いていますが、実は伝統楽器と歌の名手。歌に合わせて、チャイルドが恥ずかしがりながらも踊りを披露してくれました

「一年の歩み」で定期的に家族や地域の状況の報告を受けるとは言え、実際にチャイルドと家族と会い、言葉を交わす感慨は格別です!また、コミュニティ訪問では、リクエストにあわせてプロジェクトの視察もアレンジしています。今回の訪問では、女性の収入向上プロジェクトを視察しました。

 
■左: 裁縫トレーニングのリーダーの女性たち。パキスタン移民の先祖から受け継いだ刺繍の技術をほかの女性たちに教えています
■右: シャツ、スカーフ、バッグ、小物入れなど、カラフルな刺繍をほどこされたアイテムの数々。観光地や町の専門店で売られ、海外にも輸出されています

 
■女の子クラブと女性グループのメンバーとの交流。この地域では長年続く干ばつで農作物や家畜に大きな被害が出ていますが、収入向上プロジェクトを成功させてきた女性たちは元気です!

<おまけ:近くの観光地の様子>

 
■青の町、ジョドプールにて。城塞に色鮮やかなサリーが映えます

 
■黄金色の町、ジャイサルメールにて。砂漠に落ちる夕陽

支援者の皆さん、ぜひ一度、コミュニティを訪問してプランの活動を肌で感じてください!単なる旅行とは全く違う感動が待っています。
コミュニティ訪問のご案内

2月にはインドで活躍する2人の女の子と女性スタッフを招き、長崎・神戸・東京の3都市で映像上映×報告会を開催します。東京では、滝田栄氏の報告もあります。インドで出会った子どもたちの話には、きっと心打たれ、勇気がわいてくるはず。お申込みはお早めにどうぞ!
映像上映×報告会「Girl Power ~インドを変える女の子たち」

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