西アフリカ、セネガルから
プログラム部 栂野久登
入局して7ヶ月目の私は、今後の支援の可能性を探るため、西アフリカのセネガルを訪れました。訪問先は首都ダカールから車で3時間、キャッサバやサトウキビ畑が広がるティエス活動地域です。プランは1985年にこの地域での活動を開始し、現在は6,000人以上の子どもたちが各国のスポンサーと交流しています。

■ティエス活動地域の事務所にて。現地スタッフとともに
まず訪問したのは、小学校。ここでは、プランの支援で学校が建設される前まで、簡易教室しかありませんでした。現在は12教室が完成し、児童数は3年前の約2倍に。児童569人(うち女の子は322人)が通っています。小学校では仏語と算数が必修教科で、今年は卒業試験合格率90%を目指しています。学校には図書室がありますが、本棚の8割は空っぽ。児童も教師も口々に「本がほしい」とのことでした。

■セネガルの子どもたち
次に訪問したのは、診療所です。医師と看護師、薬剤師がそれぞれ1人ずつ勤務するこの診療所が担当する地域は60村。住民数では、約1万人となります。この診療所によって多くの人の健康と命が守られているのは事実ですが、一方で、救急患者の搬送車がない、電力不足で保管できるワクチン量が少ないなど、課題も山積しています。

■医師や看護師は強い使命感をもってこの土地で働いている
次は、地元の銀行と協力して推進する小規模金融です。ムハマド・ユヌス氏がノーベル平和賞を受賞したことでよく知られる小規模金融は、貧困層の収入向上に高い効果があるとして、プランも各国で実施しています。特に重視しているのが、女性の参加。ここでも、女性を中心とするグループを組織して、資金運用などのトレーニングを実施しています。さらに、地元の銀行に預金をすると金利5~6%の優遇を受けられるなど、女性の経済力強化につながっています。

■女性の収入向上は子どもたちの教育や健康状態の改善に直結
セネガルでは、9月に降り続いた大雨により大規模な洪水が発生し、プランは緊急支援を行っています。もともと衛生面で課題が多い地域で、人々の健康はさらに脅かされています。日本ではほとんど報道されることのない西アフリカの洪水ですが、ぜひ、この緊急・復興支援にご協力をお願いいたします。
プラン・ジャパン Staff日記

