ベトナムで、プランが活動を始めたばかりの村を訪問しました!
支援者サポート部 津田恵美
プランがベトナムで本格的に活動を開始してから16年。
近年は、より困難な状況におかれている子どもたちへの支援を強化するため、活動地域を少数民族が暮らす山間部へと移しつつあります。私が訪れた新たな活動地域と、そこで出会った子どもたちの様子をお伝えします。
首都ハノイから飛行機を2回乗り継ぎ、車で約2時間半。昨年オープンしたばかりの現地事務所は、標高1,200メートルのところにありました。この日の気温は10℃ちょっと。新しいコテージを借りている事務所はとても綺麗ですが、窓は木でできており、ガラスが入っていません。

■左: プランの現地事務所。ガラスのない木窓の部屋はとても寒く、窓を閉めると中は真っ暗!
■右: 事務所から車で1時間の距離にある、コミュニティの中央小学校。建物はしっかりしていますが、水道・トイレがなく、教室には電気もありません

■左: 恥ずかしがりながらも、歌や踊りで歓迎してくれた小学校の子どもたち。お返しに「日本の歌を歌って」とのリクエストが!
■右: 子どもたちは寒い中、薄着で学校に通っています。「今一番ほしいものは暖かい服」という子どもたちの言葉に、胸がしめつけられる思いでした

■左: 家が遠い子どもは、寮生活を送っています。木のベッドしかなく、薄暗くて寒い10畳ほどの部屋で、7~10人の子どもたちが寝泊りしています
■右: 寮では、子どもたちが順番で自炊。今日のご飯のおかずは、先生が自分のお給料で買ってくれた小魚の干物2尾です
寮で生活する子どもたちが服を着替えるのは、週に2回のみ。凍えそうな寒空の下、ドラム缶にためた雨水を使って身体を洗います。中には、6歳ぐらいの小さな子も。一方で、自宅から通う子どもたちが恵まれているわけでもありません。おかずを買うことができず、家ではお米しか食べていない子どももいます。
次に、中央小学校からさらに山奥にある分校を訪問しました。

■左: 分校の校舎。洗濯物のすぐ右横が先生の宿舎で、その奥が教室です。中央小学校とは、佇まいがだいぶ異なります
■右: 算数の勉強をしていた子どもたち。今日は「円の直径」について学びました

■左: 足りない教室を補うため、教室代わりに使われている村の集会場。1つの教室内で、1年生と2年生が逆方向を向きながら勉強しています
■右: 元気に手をあげる子どもたち。先生は少数民族の言語を話せないため、通訳なしには先生と会話もできません
プランの活動が始まったばかりのこの地域。現在は、活動に対する住民の理解を促進したり、出生登録などの基本的な活動を行っている段階です。それでも子どもたちの瞳には、希望と期待が溢れています。
現地事務所のスタッフもまた、地域の人々と一緒に活動していくことに、とても意欲的です。新しい場所での活動はチャレンジも数多くありますが、これからの地域の変化を支えていけるよう、私も応援し続けたいという思いを強くしました。

■子どもたちがしきりに「楽しかった!」と教えてくれた昨年の秋祭りの様子。村の子どもたちが初めて自分たち自身で企画したイベントとなりました
プラン・ジャパン Staff日記

