2008/7/22

来日していたケニアのジェームズからのメッセージ

Filed under: Africaアフリカ, 事務局より — zzz @ 17:52

ケニア・エンブ活動地域 ジェームズ ムリウキ

エンブ青年開発促進チームを代表して、今回日本を訪問できたことに心からの感謝をお伝えしたいと思います。日本についての印象はと聞かれれば「日本は尊敬すべき紳士と淑女の国」と答えるでしょう。

日本では、自分の弟や息子の面倒を見るかのように皆さんが良くしてくださいました。そのご親切、寛大さ、理解度、積極性、犠牲、歓待は忘れることができません。皆さんがケニアにいらっしゃることがあれば心から歓迎します。特に、昭和女子大学と東京大学の学生さんにはとても感謝しています。

日本に来ることに不安はありませんでしたが、黒人と言われたり、皮膚をつねられたりしないかと恐れはありました。ところが、自国を離れていると感じることすらなく、人々の熱意と魅力に圧倒されました。滞在中にいただいた食事は、新しい発見の連続でとても楽しむことができました。翻訳ボランティアやスポンサーの皆さんの熱心な活動は刺激的でしたし、76歳の翻訳ボランティアの方にお会いした時には、私も76歳まで生きることができたら翻訳ボランティアをしたいと決意したほどです。

ビジャナ・ブーストプロジェクトは私たちの力を引き出し、社会で正当な役割を担う手助けをしてくれています。私たちの内にある人的・物的資源を考え直すと同時に、活動に必要な技術と正しい態度の習得こそ、皆さんが支援してくださっているこのプロジェクトの成果です。ですから、私は青年たちを代表して断言します。私たちはこの活動の最善を尽くし、可能な限り上を目指します。後戻りはしません。

滞在した期間はスケジュールがぎっしり詰まっていましたが、後悔はありません。なぜなら、滞在中のさまざまな機会を利用して、私たち青年が獲得したものを力強く日本の皆さんに伝えることができたからです。日本とケニア、それぞれの社会でより責任感の強い青年層の育成を通じて、私たちがこれからも協働していけることを願っています。

ジェームズ ムリウキ


■学生交流キャンプに参加した青年2人とジェームズ

■日本食にチャレンジするプラン・ケニアのスタッフ、マーシー


■市民サミット終了後の記念写真(2列目左端がジェームズ)


■箸を使いこなすジェームズ。Tシャツには「VIJANA BOOST PROJECT」

I take this opportunity to express my great appreciation to the plan Japan office on behalf of the Embu District Youth Development Initiative. Asked to give a brief and conclusive statement in reference to Japan, I would say; “We honour Japan as a gentleman”.

You were our real sisters as well as mothers. Such tender care is what is offered to a small child by her parents. Your kindness, generosity, appreciation, commitment, sacrifices, and the ever warm reception is still in our thoughts. Given the ability I would host all of you in my place. To be specific a bit, the sacrifice accorded by the university students both from Showa and Tokyo was so great.

I do not wish to confess my anxiety to get to Japan but I will confess my fear towards being referred to as a black African and people wishing to pinch my skin to feel the hard skin. To date I have not felt like I was away from home because we were received with a lot of glamour not to mention the commitment exhibited. I enjoyed the restaurants visited and the meals served as a way of making new discoveries. The great enthusiasm exhibited by the translators as well as the sponsors was so thrilling. We felt challenged and I must say I would wish to be a translator when I get 76 if I will ever.

The Vijana boost project has assisted us to unleash the full potential that is in us and fully take up our rightful places in the society. You have assisted us to adapt, restructure and ensure that we have acquired the right attitudes and skills to sustain development as well as rethinking of our human and material resources. I therefore wish to affirm on behalf of the youth that we shall move higher and reach to the highest heights and that there is no turning back.

We had a tight schedule but there are no regrets to all that. It was to assert the authority that the youth have acquired. I look forward to further collaboration as we nurture a more responsible youth in our respective societies.

James Muriuki

 


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2008/7/16

ケニア青年と日本の大学生

Filed under: Africaアフリカ, 事務局より — zzz @ 15:01

事務局長室 大谷美保

6月下旬から2週間、ケニアの青年2名とスタッフが来日しました。目的はプラン・ジャパンの25周年記念で支援をしているケニアの「ビジャナ・ブーストプロジェクト」の活動報告です。

彼らは、プランの支援で立ち上がったこのプロジェクトをボランティアで実施・運営するメンバーのうちの2名です。6月29日に横浜で開催されたイベントでは、約200名の来場者に対し、「自分たちの」プロジェクトとして力強く報告し、強い印象を残しました。

この来日を活かし、札幌で開かれた市民サミットや学校への出張授業など、あちこちをめまぐるしく訪問しました。その中でも、今日は東京・代々木で開催された日本の大学生との交流キャンプの時のことを紹介いたします。

ケニアの青年たちに日本の同世代の若者とも交流してもらいたいという今回の企画。
WEBで参加者募集をしたところ、あっという間に20名の定員がいっぱいになりました。

場所は東京、代々木のオリンピックセンター。一日目の午後は、ケニアの青年からのプロジェクト概要の説明と、日本の学生から問題意識の共有。携帯電話への依存、社会への低い関心、人とのつながりなど、ケニアの2人と日本の大学生たちは、出会って2~3時間の間に、真剣なディスカッションを重ねました。


■ディスカッションの様子

夕食をはさんで、ケニアの青年、ジェームズによるワークショップがはじまりました。
「ビジャナ・ブーストプロジェクト(青少年応援プロジェクト)」を運営する50の青年グループを代表するリーダーであり、仲間へのトレーニングを日々実践している27歳の彼にとって、場所は変われどもワークショップの進行はお手のもの!場を和ませる独特の雰囲気と彼のユーモアに、いつの間にか参加者も引き込まれていきました。

日本の青年たちによる参加・取り組みにおいて、「誇れるところ」と「残念なところ」をグループごとに発表しおわった時、突然ジェームズがどさっと輪の真ん中に荷物を広げた。

「さぁ、ここにあるもの、何でもいいから一人1つ拾いにきて!」
そこにあるのは、パソコンの保護ケース、USBメモリー、空のDVDケース、ガムテープ、ジェームズが脱いだサンダル(!)など。学生たちは半信半疑に手近なものを拾い上げました。

「手にしたものを使って、『青年』を表現してみてください」とジェームズが指示します。

動揺の声が挙がるなか、アイデアが浮かんだ学生は次々と発言しました。
「青年はこのサンダルのように目的地まで旅をすることができます」
「青年は、このガムテープのように人や社会をつなげます」
「青年はこの歯ブラシのように社会をきれいにすることができます」。

一見するとまったく関係ない備品や文具さえ、考え方一つで『青年』との共通項を見出すことができました。最後に思わず全員から沸いた大きな拍手。これだけ青年の良いところが見つかれば、みんなで挙げた日本の青年の「残念なところ」も改善できるかもしれない・・・。様々な面で感動を覚えながら終了したワークショップでした。


■ケニアのポーリーンと参加した大学生。散策中の1コマ。

ケニアの話を聞いて、日本の紹介をして、原宿の街を散策して、一緒に食事をして。
そんな「楽しくてちょっとためになる」交流キャンプを想定して企画した私としては、2日間のすばらしい成果を眺めて、想像以上に大きな手ごたえを感じ、少し恥ずかしい気持ちにさえなりました。
ケニアのジェームズ青年は「日本の学生の心にろうそくを灯しに」(本人談)来日し、参加した日本の学生は今回のキャンプのようなことをきっかけに、ろうそくで周囲を明るく灯せる素地がありました。

ジェームズが言うように、これからは、学生たちに隣のろうそくにもその灯火を移していってほしいと思いました。


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