中米ホンジュラスで見たプランの活動
学生翻訳ボランティア 鈴木菜穂
私は現在、プラン・ジャパン事務局で翻訳ボランティアとして活動しています。
数多くあるNGOの中からボランティア先としてプランを選んだのは、青年海外協力隊として中米ホンジュラスで活動していた時に、プラン・ホンジュラスの活動をよく目にしていたからです。
青年海外協力隊の時、私はホンジュラス西部の山間地にあるコパン県フロリダ市という、住民が4,000人くらいの小さな町に住んでいました。その町にある保健省の出張所に配属され、感染症対策プロジェクトの一員として活動していました。
配属先はプランとは関係のない機関でしたが、巡回や住民集会などでコミュニティに行くと、よくプランの子ども委員会の活動や、プランが建設した学校やトイレなどの施設を目にしました。また、辿り着くのがとても困難で、他の支援機関が入っていないような地域でも、しばしば住民や市町村役場の職員の方々からプランの話を聞きました。

■感染症に関する授業を行う鈴木さん

■小学校の様子
他の途上国でも同じだと思いますが、ホンジュラスでも田舎で働くことはとても大変なことです。ホンジュラスには、ガタガタ道を徒歩や馬で数時間以上かけて行かなければならないコミュニティがたくさんあります。その上、雨期にはがけ崩れやぬかるみで道の状態が極めて悪くなるので、外部からのアクセスが非常に困難になります。
ホンジュラス人は山奥のコミュニティで働いたり、住んだりすることを「feo (醜い、悪いなどの意)」といってひどく嫌います。例えば、私が下宿していた家の娘婿さんは長く失業状態にありましたが、ようやくある機関で働き始めることができました。ところが、山間地のコミュニティに巡回しなければならない仕事を嫌って、数ヶ月で退職してしまいました。
でも、プラン・ホンジュラスは、そのような山間地にも入って活動していました。なぜプランの人たちが山奥でも活動できるのか、いつも不思議に感じたものです。

■鈴木さんが活動していた地域

■子どもたちの部屋
現在、プラン・ジャパンでは、チャイルドからスポンサーに送られてきた初めての手紙の翻訳をしています。チャイルドからの手紙の中には、日付が数ヶ月以上前のものや、土で少し汚れたものも多くあります。こういった手紙を見ながら、プランの職員やボランティアの人々がコミュニティから数時間かけて歩いて持ってきたのかな?などと、思いを巡らしながら翻訳しています。
スポンサーの皆さんには、チャイルドからの手紙を読むときに、たとえ意味が分からなくても、原文もじっくり見ていただきたいと思います。私は原文(スペイン語)から翻訳することもありますが、慣れない字を書くのにものすごく時間をかけて書いたんだなあ、と感じることがよくあるからです。
ホンジュラスの小学校就学率は90%で、識字率は80%とされています。これらの数字は一見高そうですが、山間地のコミュニティで活動した経験では、実際にはもっと多くの人が満足に読み書きできないように感じられました。多くのスポンサーの方が、手紙の原文の汚れや字の一生懸命さなどから、現地での生活の様子や手紙を書いた人々の気持ちを感じとっていただけることを願っています。

※鈴木さんには、2008年1月19日(土)の報告会にてホンジュラスの人々の暮らしをご紹介いただきます。ぜひ、ご参加ください! 詳細はこちら
プラン・ジャパン Staff日記
















