2007/2/28

15時間マイナスのグアテマラから、こんにちは! (No.2)

Filed under: America中南米 — zzz @ 18:59

スポンサーシップ部  橘 祐子 

Hola!(こんにちは!)
 
私は2月14日から拠点を首都からエル・プログレッソ活動地域内にある5事務所の1つ、ハラパ事務所に移し、児童虐待防止ネットワーク(*注1) の関係機関・施設訪問や、学校・コミュニティにおける性教育(HIV/エイズ予防教育)の視察などをしています。
(*注1)プラン・ジャパンは『プラン・マンスリー・サポーター』による寄附金の一部を、児童虐待防止全国ネットワーク支援プロジェクトに活用しています。【詳細はこちらの報告書をごらんください

 

◆虐待を受けた子どもたち

プランの支援する児童虐待防止全国ネットワークのメンバーのNGOや教会が運営する、虐待被害にあった女の子のための保護施設を訪問する機会がありました。 そこは、あるNGOがプロテスタント系教会の寄附で運営しています。施設とは離れた場所に専用の学校があり、女の子たちは小学校1年から中学校1年までのクラスに分かれて教員の子ども数名をとともに勉強しています。写真の中の男の子たちは教員の子どもです。

       
■学校で歓迎の歌を披露する児童    ■ 蝶や花の衣装で歌と踊りを披露

NGO職員の説明によると、この施設に入居している女の子27人全員が、裁判所の判決により保護されてきて、約65%が性的虐待の被害者だそうです。歌や踊りの最中や教室の中でも、表情の硬い女の子が数名いたのが気になっていましたが、私が外国人というだけの理由ではなく、複雑な過去を抱えていることも大きな要因に思われました。

グアテマラでは身体的虐待のほか、性的虐待による被害が深刻と言われています。日本でも児童虐待は社会問題として認識されてきていますが、日本での虐待の傾向をご存知ですか?
(厚生労働省の平成17年度の調査報告によると、身体的虐待とネグレクト(育児放棄)がそれぞれ40%前後を占め、心理的虐待が約17%、性的虐待は約3%です。)

しかしながら、訪問中に見たものは、もちろん暗い面ばかりではありません。5年生の女の子は、自分たちを温かく迎え支援してくれている人々への感謝の辞を、堂々と自信を持って述べてくれました。教室でも笑顔で質問に答えてくれた女の子も複数います。

また、施設の方では「本当の家族のような理想的な環境をつくり、家族の温かさを感じられるように」という配慮のもと、両親のように彼女たちに接する夫婦1組が住み込んでいます。訪問したとき、幼少のため学校に行っていない3歳の女の子が“お母さん”といっしょに残っていました。多少の言語障害があるものの、私に一生懸命話しかけ、部屋の案内をし、いっしょに遊びたがってトランポリンへ連れて行かれました。

          
■いくつもの畑を通り過ぎて、ようやく到着した広大な敷地に立つ施設。(安全面、圧迫感を減らす目的もある

(彼女たちの権利保護のためにも、写真をウェブサイトに掲載することはできません。ご了承ください。)

このような部分も体験したことで、表情が硬かった女の子たちも、いつの日か緊張や警戒心が和らぎ、自然な笑顔が取り戻せるようになるだろう、という期待が持てました。
 

◆学校における性教育

プラン・グアテマラでは、HIV/エイズに関し、予防教育を含めた正しい知識の普及活動や、HIV/エイズとともに生きる人々の権利を守るための活動を実施しています。小学校4年から中学校1年までの学年別教材を用い、小学校で対象学年の児童たちに性教育およびHIV/エイズ予防教育を行うのも、この活動のひとつです。

ちょうど教材配布予定の学校があり、授業の様子を見せてもらうため、性教育・HIV/エイズ予防教育を担当するベッツィ職員とともに訪問しました。ハラパ事務所から車で土煙を上げて走ること1時間で、山間部のタルペタテス村の小学校に到着です。余りの眩しさと土埃に、サングラスなくしては眼も開けられません!


■出迎え代表の児童。空が青い!

この日は、5年生が10人中6人、6年生は13人中9人が出席。この時期は、この地域のコーヒー豆の収穫期ということもあり、家族の手伝いをするために毎日は学校に来られない児童もいます。

教師は事前に教師向け講習を別途受けているので、教室ではベッツィと2人で児童たちのグループワークをサポートします。5年生は、成長とともに現れるからだの変化を教材で学んだ後、ワークブックに復習で書き写したり、その変化は男の子/女の子特有のものか、両方に現れるものを色鉛筆で塗り分けていました。「これはどっち?」と児童から質問を受けましたが、単語の意味が分からなかった私は即答できず、辞書の助けを借りて、ようやくお役に立てました。ちなみに、質問は「喉仏が大きくなる」でした。

■ ベッツィから説明を聞いた後に、グループワークに入る5年生

6年生の教材は、短いお話の中に、成長とともに現れるからだの変化が散りばめられており、やがて訪れる変化に対して恐怖や誤解を取り除けるように工夫されています。ワークブックに生殖器の説明があり、それぞれの俗称ではなく正式名称を学びました。説明だけではなく、ゲーム感覚を取り入れた学習が行われています。実際に児童たちは仲間と競争して単語の穴埋めをしていました。

グループの1人が音読して読み聞かす
 

最後に6年生の一部に質問してみました。
私 : 「これまで、お父さん、お母さん、きょうだいと、今日の話にでてきたような体の変化の話をしたことがある?」
全員 : (首を横に振る)
私 : 「友だちとは? 私は、友だちと話すことは多かったけれど。」
全員 : 「ない・・・」(モジモジしている)
私 : 「でも、今日からは話せるかな?」
全員 : 「うん」(顔を見合わせてうなずく)

この学校は、まだ性教育の授業が始まったばかり。まだ児童たちにも恥ずかしさが残る部分が見られましたが、この日の授業を皮切りに彼らがどのように変わっていくのか、楽しみです。

  
◆おまけ: 2月20日はカーニバル(謝肉祭)!

この日は、学校の授業はなく、子ども向けのイベントが開催されていました。プランがイベントを経済面で支援することはなく、学校やコミュニティの人々が資金を出し合って行います。
カーニバルでは、卵の殻に「ピカピカ」(紙吹雪)を詰めた「カスカロン」というものを友だちの頭の上で叩いて割ったり、ピカピカだけを頭の上に降りかけたりするのがお決まり。私も、子どもたちのピカピカ攻撃にあい、やんちゃな男の子にはカスカロンをパンッ!と頭の上で割られました。結構痛かったです(笑)

「カーニバル、大好き!」「ピカピカがいっぱいで、きれいでしょ?」

 

Hasta pronto! (またね!)

 

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2007/2/19

ホンジュラスで出会った風景

Filed under: America中南米 — zzz @ 11:41

 開発教育担当 大谷 美保

今年1月、子どもたちによるWEBサイト立ち上げのワークショップに参加するために中米、ホンジュラスに出張してきました。
今回のワークショップでは、世界各地のプランから10代の子どもたちが参加しました。異なる国や土地の、異なる文化を持つ子どもたちが、共同作業することでお互いを理解しあうことのすばらしさを再認識できました。

参加したワークショップやプロジェクトの内容については、今後メールマガジンでご報告しますので、今日は印象に残ったシーンをご紹介したいと思います。

ワークショップに参加するために各地から集まった子どもたちは、最終日、近くのコパン遺跡と博物館を訪問しました。


■アメリカから参加した高校生のサングラスを借りて、ストリートミュージシャンの真似をして歌うホンジュラスの男の子。ほんの5日前に知り合ったばかりとは思えない、息の合った様子です。


■活動地域に住む家族を訪問。バケツの中身は、中米の主食、とうもろこしの粉からつくるトルティーヤの生地です。どの家庭でも、トルティーヤの生地を手作りして、手のひらサイズの円形に伸ばしてフライパンで焼きます


■訪問したこの家は、写真の部屋と台所の2部屋でした。寝室兼居間のこの部屋も、床には足の踏み場もないほどの袋詰めトウモロコシが置いてありました。ちなみに、テレビをもつことは、村人の憧れのひとつのようです。


■同じ家の側壁。トウモロコシが雨ざらしで庭に丘を成していました。窓の下に見える小さい黒い影は、犬の親子が仲良くお昼寝しているところです。

■ホンジュラスの町は、教会を中心に町が出来ており、どんな遠隔地の村でも、立派な教会が目を引きます。雰囲気のあるステキな建物ばかりで、ミサや礼拝の時間には、ここから賛美歌が響き渡ります。

 

■トラックにぎゅうぎゅう詰めで乗り込んでいるこの人たちは、コーヒー農園での仕事を終えて家に帰るところです。ちなみに、ホンジュラスの学校は、12月と1月がお休みなので、子どもたちはコーヒー収穫に駆り出されることも多く、時にはプランの子どもクラブの活動に支障が出ることもあるそうです。


■街を歩いていると、なにやらいい香りがしてきました。床一面に敷いてあるのはコーヒー豆で、天日乾燥させているところでした。機械を使わず、地道な天日干し作業がおいしいコーヒーを作り出すのですね。


■プランの子どもクラブによるラジオ番組の生放送直前の様子。地元のラジオ局のスタジオでのひとコマです。30分前に急遽、プログラムの一部が変更になったにも関わらず、「僕たちなら本番は大丈夫だよ!」と、子どもクラブのメンバーは自信たっぷり。

子どもにはそれぞれが持つ「小さなちから」があります。
ワークショップの1週間、子どもたちと寝食をともにし、子どもたちが主役となるプランの活動方法に、心に染み渡る元気をもらいました。
 


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2007/2/13

15時間マイナスのグアテマラから、こんにちは!

Filed under: America中南米 — zzz @ 17:32

スポンサーシップ部 橘 祐子

Hola!(こんにちは!)
私はスタッフ短期交換プログラムにより、2ヶ月の活動国滞在に向け、2月3日(土)に中米・グアテマラへ向けて旅立ちました。首都グアテマラ・シティへ到着したのは、現地時間の同日22時。飛行機の中に閉じ込められていた時間は、合計で約15時間・・・。アメリカでのトランジットの待ち時間は7時間と、ほぼ丸1日かかります!

2月5日から13日午前中までグアテマラ国統括事務所でオリエンテーションを中心に受けた後、活動地域に5週間ほど滞在予定です。今回はグアテマラ・シティでの生活を中心にお届けします。

 

「グアテマラは暑いところ」というイメージを抱いている方も多いのではないでしょうか? かく言う私も、日本から持っていった服は半袖が中心。ところが、湿度も低く過ごしやすいと言われるグアテマラ・シティは、現在の気温が15℃前後で、長袖の服を1枚羽織っていないと肌寒く感じることもしばしばです。長袖を2枚しか持っていかなかったことを後悔しつつ、おしゃれなプラン・グアテマラの同僚を尻目に、着た切りスズメを通しています。

40人ほどが勤務する国統括事務所は、10車線もある大通りに面した11階建てのビルの2フロアに拠点を構えています。

  
■ プラン・グアテマラ国統括事務所
【左】事務所の入っているビル
【右】歩行者天国となった休日の大通り。
「僕のほうが早いぞ!」と競争する子どもたち

 

 

先住民族のタペストリーが飾られた事務所の入り口の扉を開くと、受付のDelmyが温かく迎えてくれます。何時間もかけて活動地域から国統括事務所へやってくるスタッフにとっても、オアシス的な存在です。 

 

 
■ クイズ:事務所の入っているビルは、何階建て?
これは、事務所ビルのエレベーター・ホールでの1ショット。さて、事務所ビルは何階建てでしょうか?

答えは11階建てです。では、この数字はいったい何を表しているのでしょう?
実は、上のデジタル表示は「53階」ではなく、「地下3階」を意味しています。スペイン語で地下は「sótano」といい、数字の5に見える部分はアルファベットのSだったのです! 私も最初に見たとき、「こんな高層ビルだった?」と驚いて同僚に確認してしまいました。

 
■ おまけ : トイレ事情
これは滞在ホテルのトイレ。右下にゴミ箱があるのがわかりますか?
ラテン・アメリカの多くの国では、トイレで用を足した後のペーパーは、脇においてあるゴミ箱へ捨てることになっています。下水管が細く、水圧も高くないため、紙が詰まるのを避けるためといわれています。

私は、このトイレ事情を知っていました。
が、やはり習慣とは恐ろしいものです。到着して数日間は、脇のゴミ箱の存在をすっかり忘れ、「ハッ!(・・・またやってしまった・・・詰まりませんように・・)」という願いとともにレバーを下げていました。
さすがにもう慣れてきましたので、ご安心を。

次回は、活動地域から、コミュニティの人々の声や姿をお届けする予定です。
Hasta pronto! (またね!)


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2007/2/6

西アフリカ マリで出会ったお母さん

Filed under: Africaアフリカ — zzz @ 19:37

伊東 彩 オペレーションサポート部

フランスから飛行機で約6時間、西アフリカのマリへ出張してまいりました。

これからプランの活動が始まろうとしている村の視察へ行き、そこでひとりの若いお母さんに出会いました。

プランのマリでの活動は、1976年に始まりました。うれしいことに今年、そのなかのひとつであるバナンバ活動地域では、プランが撤退することになりました。これは長年の活動を続けてきた成果が、教育・保健・衛生・生計等さまざまな分野で十分に見られること、そして今後は村人たちが自ら村の発展を続けていく術を学びとったからです。

そしてプラン・マリは、次なる新しい活動地域を決定しました。マリの中でも支援が必要とされる地域の中から、スポンサーシップを基盤とした継続した地域開発が行える場所かどうか、住民が望んでいる開発は何か等、検討を重ねてようやくひとつの地域を決定し、2005年より活動を開始しました。バルエリ活動地域です。

今回の視察ではそのバルエリ活動地域で、チャイルドの登録に立ち会うことができました。

現地事務所から目的の村までには、赤い砂に覆われた乾燥した大地が広がるばかりで、舗装された道はありません。車で数十分ほどゆられて村に着くと、プランのチャイルドの子どもたちが、私たちを出迎えてくれました。

プランのチャイルドになっている子もそうではない子も、あっという間に大勢集まってきました。これから、まだチャイルドではない子どもの家を訪問します。その道のりを、たくさんの子どもたちと一緒に歩きました。

      

■村の子どもたちと歩きました

訪問先の家に到着すると、お母さんと子どもが出てきました。すでにチャイルドになっている他の子どもたちが、プランのスタッフに助けられつつ、プランのことやチャイルドになることについて、この家の子どもとそのお母さんに説明していきます。最後は、お母さんも納得した様子で、無事にチャイルドの登録となりました。お母さんは少し緊張した面持ちでした。


■お母さんと子どもに説明しています


■チャイルド登録のための写真撮影

フランス語(マリでは公用語です)、現地語であるバンバラ語、そして英語が飛び交うなか、プランのスタッフの助けをかりて、お母さんと少しだけ話をすることができました。

(私)「こんにちは。私はアヤです」

(お母さん)「こんにちは。私はカヤっていうのよ」

名前が少し似ているだけで、なぜか二人で笑いあいました。

(私)「プランって何をする団体だか知っている?」

(カヤさん)「子どものために活動する団体だって聞いているわ」

(私)「この先、村や生活にどんな変化を望んでいる?」

(カヤさん)「健康、教育。それから・・・よく眠りたい。」

 

その後、プランのスタッフからも話を聞きました。カヤさんは今20歳。マリの村では、女性は家で一番早く起き、家の仕事をこなし、そして家で最後に床に入ります。カヤさんの家から井戸までは500メートル。この村に電気はありません。これからの季節は日中の気温が40度を超えるという厳しい自然環境のなか、人々は日々を暮らしています。


■カヤさんが住んでいる家

しっかり握手をしてカヤさんと別れ、村をあとにしました。この先、子どもたち、村人たち、プラン、そしてカヤさんが力を合わせて、村はどのように変化していくのか、今後とも見守っていきたいと思います。


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2007/2/2

事務局の日常

Filed under: Japan日本, 事務局より — zzz @ 18:02

広報・マーケティング部 松尾 朋美

今日は事務局の日常風景をご紹介します。

 
■11Fの業務風景

事務局へは色々な方が来局されます。

たとえば、平日の夜に開催している、プランの活動を職員や専門家を交えてご報告する、マンスリーサロン。
プランに興味のある方々や、スポンサーの方などが来局されます。

※前回1月24日の開催報告は、こちらからご覧ください。
次回開催は、2月21日の予定です。

また、月2回のプラン説明会では、スライドとDVDを使用して、プランの活動をご説明します。プラン・スポンサーシップの説明には、お手紙のサンプルをお見せしています。その後、局内をご案内しています。(平日開催時)

※開催予定はこちらからご覧ください。

 
■この部屋で説明会をします

局内のご案内で、皆さまが一番興味を示されるのは、スポンサーシップ部にあるお手紙を保管するキャビネットのところです。
ここにスポンサーの皆さまのお手紙を保管し、約2週間毎に活動国へ向けて発送されます。
 

 
■活動地域ごとに引き出しが分かれています。

今週は、東京の玉川中学校から2名の生徒さんが、職場体験学習に来ています。今回は、スポンサーの皆さまへの通信物発送業務や、通信物のとりまとめなどを体験しました。

 
■業務の説明を受ける2人

最後の日、「とても良い経験でした、これからもこの経験を生かしていきたいと思います」と丁寧に挨拶をしてくれました。

さて、広報・マーケティング部があるのは11Fで、お天気がよいと、ここの窓から、かなり遠くまで見渡すことができます。目を休めるのに、この景色は最適です。


 
■お台場、品川方面。
羽田空港を離発着する飛行機が見えることもあります

プラン・ジャパン事務局の様子がお伝えできているとよいのですが。ご興味のある方は、どうぞマンスリーサロンや、プラン説明会へ是非一度お越しください。ご参加お待ちしております。

おまけ:

 
■昨年末のイヤーエンドパーティでは、プラン・ジャパンの若手2人組が幹事団で大活躍!


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