南米 エクアドル・ボリビアのごちそう
広報・マーケティング部 久保田恭代
10月8日から23日まで、南米はエクアドル、ボリビアに広報・広告素材の収集のため、出張してきました。

そこで出会ったのは、インディヘナ(先住民)やメスチーソ(混血)のかわいい子どもたち。
今回は、彼らの食事情についてお伝えします。
エクアドルの未来を育てる給食
エクアドルの小学校には、政府が給食を支給しています。学校が遠いために朝早く登校する、栄養のある食事を家でとることができない。そんな理由で、朝ごはん抜きで登校する子どもたち。彼らにとって、給食は貴重な食事であり栄養源です。
というわけで、給食の時間ともなると、子どもたちは配給係のお母さんたちのもとに列をなします。そして、自分のお皿を抱えて校庭の思い思いの場所に腰を掛け、給食を平らげるわけです。プランは、給食を調理するキッチンの建設や野菜不足を補う学校菜園への支援などを通じて、この国の学校給食をサポートしています。
それにしても、子どもが夢中でご飯を食べる姿は、私たち大人に何とも言えない安堵感を与えてくれます。「よしよし、どの子もちゃんと食べているな」と。未来を背負ってもらうわけですから、もりもり食べて丈夫で健康な大人になってほしい。そんな願望が満たされるからでしょうか。


■訪問したいくつかの小学校で、給食の時間に遭遇。
メニューは、ご飯、豆の煮込み、シーチキンなどでほぼ共通していました。

■子どもたちの給食をおすそわけしてもらいました。
この日のメニューは「チキンと野菜のピラフ」、のようなものでした。
とってもおいしく、お腹がいっぱいに!
ボリビアのごちそうは、「分け合う」粗食
南米で最も貧しいと言われるボリビア。私たちが訪問したのは、そんなボリビアの中でも最も貧しいといわれる、標高4,000メートルの乾燥地帯です。
ここで、村人たちに最上級のおもてなしを受けました。それは、「APTAPI」と呼ばれる食事。これは、メニューの名前ではなく、食事の習慣の名前です。食料のある人が可能な分だけ持ち寄り、皆で分け合って食べるという、美しく楽しい習慣。これは、貧しさのなかで誰もが生き延びられるように生まれた知恵かもしれません。
小学校の校庭の真ん中に置かれたテーブルに、村人たちが次々と包みの中のジャガイモや豆を“供出”します。テーブルの上には、見る見るうちに食料の山が。そして、そこにいる誰もが、必要な分をいただくのです。
乾燥地帯のここでは、緑黄色野菜は手に入りません。しかし、ここは206種類ものジャガイモがあるというボリビア。見た目も食感も味も実にさまざまなジャガイモのおかげで、豊かなランチタイムを満喫することができました。

■「APTAPI」の様子。
ボリビアの小学校では、政府による給食の支給はなく、子どもたちは家にある食料を持って登校するとのこと。
写真の子どもたちの小学校には、荒野の中を2時間かけて登校してくる子もいるそうです。
※おまけの驚きエピソード
犬や猫の予防接種
子どもの健康診断や予防接種、お母さんのための婦人科健診。こうした保健医療サービスを無料で受けることができる、いわば「健康フェア」をエクアドルのある村で見学しました。
驚いたのは、人間の子どもの予防接種の隣で、動物の予防接種も同時に行われていたこと。犬や猫などの大切なペットを連れて、次から次へと人々がやってきます。「絶対に野良ちゃんに違いない!」と思われる犬や猫も子どもたちにつかまり、注射されていました。
人間と共存する動物たちにも、健康で清潔であってもらう必要があるからですね。
■無理やり脚に注射される猫

■この男の子も、大切な子犬を連れて予防接種に
こうした保健医療サービスの大切さを子どもたちに知ってもらうことも、プランの狙いのひとつです。
荒野にたたずむトイレ
そのトイレは、ボリビアの荒野の丘の上にありました。泥でできた壁と天井。ドアはありません。入り口の前に衝立のような壁がありますが、低いので用を足しながら荒野を見渡すことができます。
このトイレに溜まった排泄物は数年後には掘り起こされ、肥料として畑に使用されることでしょう。こんな見た目ですが、きちんと生態系に配慮された作りになっていると思われます。

ボリビアで出会ったかわいい赤ちゃんの写真で終わりにします。

彼女は、酪農で生計を立てている村に暮らしています。プランはこの村で牛の育て方を指導し、村人が大手の乳製品メーカーに牛乳を卸せるよう橋渡しも行いました。
こんな活動が、この子の未来を照らすことにつながっていれば、こんなうれしいことはありません。
プラン・ジャパン Staff日記






