2006/11/21

南米 エクアドル・ボリビアのごちそう

Filed under: America中南米 — zzz @ 11:31

広報・マーケティング部 久保田恭代

10月8日から23日まで、南米はエクアドル、ボリビアに広報・広告素材の収集のため、出張してきました。

そこで出会ったのは、インディヘナ(先住民)やメスチーソ(混血)のかわいい子どもたち。
今回は、彼らの食事情についてお伝えします。

エクアドルの未来を育てる給食

エクアドルの小学校には、政府が給食を支給しています。学校が遠いために朝早く登校する、栄養のある食事を家でとることができない。そんな理由で、朝ごはん抜きで登校する子どもたち。彼らにとって、給食は貴重な食事であり栄養源です。
というわけで、給食の時間ともなると、子どもたちは配給係のお母さんたちのもとに列をなします。そして、自分のお皿を抱えて校庭の思い思いの場所に腰を掛け、給食を平らげるわけです。プランは、給食を調理するキッチンの建設や野菜不足を補う学校菜園への支援などを通じて、この国の学校給食をサポートしています。
それにしても、子どもが夢中でご飯を食べる姿は、私たち大人に何とも言えない安堵感を与えてくれます。「よしよし、どの子もちゃんと食べているな」と。未来を背負ってもらうわけですから、もりもり食べて丈夫で健康な大人になってほしい。そんな願望が満たされるからでしょうか。

 

 

■訪問したいくつかの小学校で、給食の時間に遭遇。
メニューは、ご飯、豆の煮込み、シーチキンなどでほぼ共通していました。

 

■子どもたちの給食をおすそわけしてもらいました。
この日のメニューは「チキンと野菜のピラフ」、のようなものでした。
とってもおいしく、お腹がいっぱいに!

ボリビアのごちそうは、「分け合う」粗食

南米で最も貧しいと言われるボリビア。私たちが訪問したのは、そんなボリビアの中でも最も貧しいといわれる、標高4,000メートルの乾燥地帯です。
ここで、村人たちに最上級のおもてなしを受けました。それは、「APTAPI」と呼ばれる食事。これは、メニューの名前ではなく、食事の習慣の名前です。食料のある人が可能な分だけ持ち寄り、皆で分け合って食べるという、美しく楽しい習慣。これは、貧しさのなかで誰もが生き延びられるように生まれた知恵かもしれません。
小学校の校庭の真ん中に置かれたテーブルに、村人たちが次々と包みの中のジャガイモや豆を“供出”します。テーブルの上には、見る見るうちに食料の山が。そして、そこにいる誰もが、必要な分をいただくのです。
乾燥地帯のここでは、緑黄色野菜は手に入りません。しかし、ここは206種類ものジャガイモがあるというボリビア。見た目も食感も味も実にさまざまなジャガイモのおかげで、豊かなランチタイムを満喫することができました。

 

  

 
■「APTAPI」の様子。
ボリビアの小学校では、政府による給食の支給はなく、子どもたちは家にある食料を持って登校するとのこと。
写真の子どもたちの小学校には、荒野の中を2時間かけて登校してくる子もいるそうです。

※おまけの驚きエピソード 

犬や猫の予防接種

子どもの健康診断や予防接種、お母さんのための婦人科健診。こうした保健医療サービスを無料で受けることができる、いわば「健康フェア」をエクアドルのある村で見学しました。
驚いたのは、人間の子どもの予防接種の隣で、動物の予防接種も同時に行われていたこと。犬や猫などの大切なペットを連れて、次から次へと人々がやってきます。「絶対に野良ちゃんに違いない!」と思われる犬や猫も子どもたちにつかまり、注射されていました。
人間と共存する動物たちにも、健康で清潔であってもらう必要があるからですね。

 

 
■無理やり脚に注射される猫


■この男の子も、大切な子犬を連れて予防接種に

こうした保健医療サービスの大切さを子どもたちに知ってもらうことも、プランの狙いのひとつです。

荒野にたたずむトイレ
そのトイレは、ボリビアの荒野の丘の上にありました。泥でできた壁と天井。ドアはありません。入り口の前に衝立のような壁がありますが、低いので用を足しながら荒野を見渡すことができます。
このトイレに溜まった排泄物は数年後には掘り起こされ、肥料として畑に使用されることでしょう。こんな見た目ですが、きちんと生態系に配慮された作りになっていると思われます。

ボリビアで出会ったかわいい赤ちゃんの写真で終わりにします。

彼女は、酪農で生計を立てている村に暮らしています。プランはこの村で牛の育て方を指導し、村人が大手の乳製品メーカーに牛乳を卸せるよう橋渡しも行いました。
こんな活動が、この子の未来を照らすことにつながっていれば、こんなうれしいことはありません。

 

 


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2006/11/13

ギフトキャンペーン、ご参加ありがとうございました!

Filed under: Japan日本, 事務局より — zzz @ 15:28

スポンサーシップ部 通信担当 津田恵美

 

10月16日から始まったギフトキャンペーンが11月3日に終了しました。現在、事務局では皆さまからのギフトを送る準備に奔走しています。

届いたギフトは14,000件以上!(11月10日現在)
今回は、ギフトキャンペーン期間中の様子をご紹介したいと思います。
毎朝、600~700個のギフトが届いたところからキャンペーンの1日が始まります。今年で4回目を迎えるため、郵便局の方も慣れたもので、600個程のギフトを見ても「今日は少ないね」と言っていました。届いたギフトは地域別(アジア・アフリカ・中南米)のカゴに分け、作業スペースへと運びます。

 

まず、地域別に分けられたギフトを開封/チェックします。重さが150グラム以内かどうか、送れないものが入っていないかをチェックし、袋やラベルが破れそうな場合には補強をします。

 

ギフトの開封/チェックが終わったらパソコンに登録をします。これは現地事務所などから問い合わせがあったときに回答するために必要な作業の1つです。今年からはバーコードで入力できるようになり、事務作業がうんと短縮されるようになりました。

 

登録が完了したらギフトを国ごとに分けて、いよいよ梱包です。皆さまから届いたたくさんのギフト、一度では送りきれないので、数回に分けて発送をします。

 

「無事に届いてね!」という想いとともに、ギフトを段ボールに詰め込み、そして事務局を出発! ギフトを手にしたチャイルドの喜ぶ顔が目に浮かぶようで私たちも嬉しくなります。

このような流れでスポンサーの方々から送られてきたギフトはチャイルドの元へと届けられます。毎日、何百というギフトに囲まれながらの作業ですが、作業スペースはとても和やかな雰囲気です。スポンサーの方が作った手作りのきんちゃく袋や、チャイルドは絵が好きだから・・・という理由で選んだ色鉛筆セットなど、1つ1つのギフトにスポンサーの方々の温かい気持ちが込められているのを感じ、チャイルドだけではなく作業をしている私たちも幸せな気分になることができました。

そして、作業の大きな力となってくださったのは18名のボランティアの方々です。開封、登録、チェック、梱包など全ての作業を一緒にしてくださいました。中には、昨年もギフトキャンペーンのボランティアをしてくださっていた方もいらっしゃって、初めてのギフトキャンペーン担当であった私にはとても頼りになる存在でした。もうすぐギフトキャンペーンの発送作業も終了をむかえ、ご協力いただいたボランティアの方たちに会えなくなることを少し淋しく感じています。

ギフトキャンペーンにご参加くださった皆様、また、ボランティアとしてご協力いただいた皆さま、本当にどうもありがとうございました。多くの方に支えていただいたキャンペーンとなりました。

 

 


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2006/11/7

ラマダンのジャワ市内

Filed under: Asiaアジア — zzz @ 15:13

グラント・ファンディング部 寺田 聡子 

ジャワ地震の被災地での復興活動を視察するため、私がジョグジャカルタ市に到着したのは9月24日の夜でした。疲れて眠りについてから数時間、目覚まし時計とは違う音で、起こされました。
「何事だろう?」と思って時計を見ると、まだ外は真っ暗です。実はこの美しい響きは、コーランのお祈りでした。インドネシアは人口の約9割がイスラム教徒ですが、私が到着した前日の9月23日から、イスラム教徒にとっては大事な1ヶ月のラマダン(※注)が始まっていました。

(注)ラマダン:日の出から日没まで断食をし、1日5回の祈りをモスクに捧げる。この断食が明けたときのお祝いを「小祭」といい、国によって呼び方が代わる。およそ2ヶ月後の巡礼明けのお祝い「大祭」(Idul Adha) と共にイスラム教徒にとって重要な祭り

学校が休みだったり、お店が休みだったり、町中の動きが遅くなる時期でもあります。
翌日、ジョグジャカルタの事務所に行き、インドネシア人のスタッフたちと打ち合わせしました。スタッフは皆、イスラム教徒です。日本からのお土産としてお菓子を持参してしまったのですが、そのお菓子はラマダンが終わった後に、、、とそそくさとしまわれてしまいました。

断食といっても人によって水分を取ったり、食事をとったりする人がいて、人によって断食の仕方は多様です。私はドライバーを含めた4名のスタッフと様々なコミュニティを訪れ、復興作業の進捗を確かめたのですが、外は太陽の日差しが強く、歩くと汗がじんわりと流れてきます。車は、山岳地帯の道なき道をどんどん進んでいきます。コミュニティに到着すると、スタッフは人々に挨拶をし、プロジェクト委員と会話をしたり、プロジェクトの進捗について忙しく歩き回ります。私は喉がカラカラに渇いたため、水分を補給しながら、後をついていくものの、疲れと暑さで体がふらふらになります。しかし、「ラマダン」中のスタッフは、水を一滴も口にしません。お昼になると、ラマダン中は市街もがらんとして、営業中の食堂を探すのも一苦労で、結局、中華料理を食べましたが、ここでも口にしたのは私だけで、なんとも申し訳ない気持ちになりました。

「慣れると平気なのよ、子どもの時から徐々に経験するの」とスタッフが教えてくれました。それでもこのラマダンが始まったばかりの2,3日は、まだ体が慣れないため、遠方のコミュニティに出かけるのはスタッフの体に負担がかかるようでした。
ジョグジャカルタ事務所にはお祈りの場所がきちんと設けられており、時間になるとお祈りができるような配慮もありました。

2日後、ジャカルタに飛び、国統括事務所で仕事をしたところ、お昼には、気軽に「ご飯食べましょう」と誘ってくれるスタッフが何人かいました。「ラマダンでしょう?」と質問すると、「私たちはクリスチャンなので、断食中じゃないの」と言いました。インドネシアのキリスト教徒の割合は約10%ですが、ジャカルタの国統括事務所には、キリスト教徒も多くいます。そしてやはり、イスラム教徒のためのお祈りの部屋が用意されていて、ラマダン中のスタッフはお昼も仕事を続けていたりします。

プランには全世界でスタッフが6,000人以上います。国籍はもちろん、人種、宗教もそれぞれ異なります。インドネシアの事務所は、お互いの宗教を尊重しながら、働いており、まさに全世界のプランの縮図のような気がしました。プランのスタッフはどこにいてもプランの目標と使命を、その共通の目的として働いていることを実感して、帰国の途につきました。
 
■ジョグジャカルタのスタッフ。
14名が勤務していますが、殆どオフィスではなく、コミュニティを訪れて仕事をしています。


プランが活動している山岳地帯の様子。スタッフは週に一度は事務所から2時間かけて通います。


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