2006/10/30

学生翻訳ボランティアさんより

Filed under: Japan日本, 事務局より — zzz @ 10:34

学生翻訳ボランティア 高橋 由衣

学生翻訳ボランティアを始めて、そろそろ一年が経ちます。週に一度、事務局に通い、「一年の歩み」やお手紙など、様々な種類の通信物の翻訳をお手伝いしています。
私は都内の大学で、途上国支援、特に貧困問題について学んでいます。プランでの翻訳ボランティアは、プランの活動に対する共感するものがあるということと、私にとって机上の理論では習得できない、プラスアルファの学びの場でもあります。

通信物の翻訳を通じて、現地の子どもたちやその家族、ボランティアスタッフなど、様々な立場から途上国支援に関わっている人々の存在を感じ、そこに思いをはせ、時には疑問を抱き、答えを探っていく。
そうした数時間を毎週生活の中にリズムとして持つことは、恵まれた環境の中で大学生活を送る私が、広い視点で人間の満足や平和ということを考えるモチベーションを保つのに必要な要素になっています。

頭の中で考えること、そこに理論を持ち込むことを日々習慣としていると、理屈を越えたところにあるもっとプリミティブな人の温かい気持ちや優しさがもつ説得力や力を、忘れてしまうことがあります。
しかし、通信物、特に支援者のみなさまからのお手紙に向き合っている時に、人の気持ちや優しさが持つ力を再認識します。

心のこもった挨拶、相手に対する興味、家族へのねぎらい。
翻訳をしていると、
「相手が途上国の貧困の中にある人だから」
「相手がスポンサーだから」
という建前のない、人間らしい優しさにあふれたやりとりに多く触れます。
それが、途上国支援・貧困問題を学ぶ中で疑問や迷いにあたった時、「それでもこうした活動に関わり続けてもいいのだ」と自分を鼓舞する材料のひとつになっています。

翻訳自体は好きな作業なので、難しいことがあっても職員の方にご指導いただきながら続けています。私が翻訳ボランティアを通じて見せていただいているものは、プランの活動だけでなく、そこに関わっている人たちの人間らしい気持ちの部分なのだと、思っています。

たくさんの支援者に支えられているプランだからこそ、手紙の交流を初めとする満足の輪をここまで大きく広げられたのだと感じます。一方でたくさんの支援をうけたその力を、さらに活動地域の人々を主体とした、地域に根ざした活動につなげていってほしい。そんな可能性と期待を感じながら、自分に出来る翻訳という手段で、関わらせていただいています。


■翻訳作業中の高橋さん


ボランティア・寄付ならプラン・ジャパン

2006/10/13

翻訳ボランティア体験記

Filed under: Japan日本, 事務局より — zzz @ 14:46

広報・マーケティング部 松尾 朋美

ご支援いただいているスポンサーの皆さまからチャイルドへのお手紙や、チャイルドからスポンサーへのお手紙、また1年の歩みなど、プラン・ジャパン事務局へは、沢山のお手紙や書類が届きます。
その数、1ヶ月で12,000通以上!

これらの文書で、翻訳を必要とするものは、事務局へご登録いただいている翻訳ボランティアの方々の手で翻訳され、スポンサーの皆さまのお手元にお届けしています。

今回、ボランティアの方がされている翻訳作業を、私も実際にやってみました。締め切りは3週間後!帰宅後、どきどきしながら翻訳をしました。
その体験記をお届けします。

 
■翻訳ボランティアさんへ送られる翻訳物(お手紙/報告書)

この中に「チャイルドから/スポンサーからのお手紙」セット、または「報告書(一年の歩み等)」セットが入っています。

翻訳ボランティアさんは、「お手紙」翻訳担当と、「報告書」翻訳担当とに分かれています。
原則として、お手紙担当の方は3週間で20通、報告書担当の方は4週間で15通翻訳し、プリントアウトしたものを原文と一緒にまとめて、事務局へ返送します。


■ベンガル語のお手紙

チャイルドのお手紙には、活動国のプラン・スタッフやボランティアによる英文訳が添付されていますが、手書きの英文訳の場合は、判読困難なものも。
それなら原文を見てみよう!と確認すると、そこにはアラビア語や、ベンガル語らしき文字が並んでいました。これは、わたしには読めませんでした・・・。

やはり、英文の翻訳を解読しなくてはと、経験豊かなスポンサーシップ部のスタッフに相談しながら、手書き文章の解読を進めました。
慣れない私は、1つの手書き英文を解読するのに、10分かかってしまうこともありました。
翻訳ボランティアの皆さまには本当に頭が下がります。

まだ幼いチャイルドからのお手紙は、チャイルドが描いた絵に、スタッフの代筆で文章が添えられていました。どのお手紙も、丁寧に心をこめて書かれているのを実感しました。

スポンサーの方からチャイルドへのお手紙は、現地の言葉で簡単なあいさつが書かれているものや、ご家族のお話、お誕生日カードなど。これらもすべて心温まるお手紙でした。


■「一年の歩み」

「一年の歩み」では、活動国のチャイルドの生活状況が分かります。
家族の近況、お水はどこから引いているのか、診療所まではどれくらいの距離があるのか、学校までどれくらい離れているのか・・。

時には、水は数キロ先から汲んできていたり、お手洗いが自宅になかったり、診療所まで45分も離れていたり、と日本の当たり前が当たり前でないということを実感することもしばしば。

プランのプロジェクトが進んでいる地域では、生活環境はとても改善されていて、公共の水道からのお水があることや、診療所まで15分との記述には、ほっとしました。

今回の翻訳作業体験を通じ、プラン・ジャパンは、ご支援いただいている皆さま、並びに多くのボランティアの方々のご協力のもと運営されていると、再認識することができました。
今後とも、末永くご理解・ご支援のほどお願いいたします。


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