2009/6/30

ラオスの子どもたちと交流がスタート!

Filed under: Asiaアジア — zzz @ 19:41

プログラム部 寺田聡子

ラオス好きの皆さん、お待たせしました!7月から、いよいよラオスのチャイルドとの交流が始まります。ラオスのことを全く知らない皆さんも、ぜひこの機会に、交流を心待ちにしているラオスの子どもたちを応援してください。

私は3月に、プランがラオスで最初に活動をスタートした地域、ビエンチャン県サントン郡を訪れました。プランは北部のボケオ県でも活動しており、いずれの地域でも幼児教育が活動の中心です。

 
■サントン郡のコミュニティ。乾季には、車で通ると乾いた土埃が舞い上がります

「なぜ、幼児教育?」

理由は主に2つあります。
第一に、ラオスでは国全体で、幼児教育への取り組みが不十分です。それが原因で、多くの子どもたちが小学校を1、2年のうちに中途退学してしまいます。幼児教育は、その後に続く学習の基盤づくりとして、とても大切です。

第二に、幼児教育を通して、5歳未満児の栄養状態、水と衛生へのアクセス、乳幼児死亡率、出生登録、きょうだいの就学状況など、子どもを取り巻く問題が見えやすくなります。子どもたちのニーズを包括的に把握できるのです。

 

「プランは、幼児教育でどのような支援をしているの?」

ラオスの幼稚園では、子どもたちがじっと椅子に座って教師の話を聞くスタイルが主流。子どもたちがお遊戯をしたり、絵本やおもちゃで遊ぶ習慣は、ほとんどありませんでした。

そのためプランは、机や椅子、教材の支給に加えて、教育省と連携しながら、幼児教育の質を高めるためのトレーニングを行っています。教師や園長が参加するトレーニングに盛り込まれるのは、子どもたちに教えるお遊戯やゲーム、植物の葉などを使ったおもちゃ作り、授業計画の作り方などです。

 

今では、子どもたちは屋外で楽しくお遊戯をしたり、ゲームをしたり。教師たちは様々な工夫を凝らして、子どもたちの明るい笑顔を引き出しています。

プランは今後、幼児教育への取り組みを強化しながら、初等教育、栄養改善、水と衛生、子どもの権利保護といった分野にも活動を広げていきます。ラオスの子どもたちが、楽しく健康に生活できるように、どうぞ応援してください!

 

※ラオスのチャイルドと交流をご希望の方は、こちらにご連絡ください。
支援者サポート部 (件名:ラオスのチャイルド)

※プラン一般プロジェクトでも、ラオスの幼児教育への支援を募集しています。
(寄付の金額も回数も自由です。)
詳しくはこちら

2009/5/20

インドネシアのコミュニティ訪問記

Filed under: Asiaアジア — zzz @ 20:07

プラン・フレンズ(開発教育ボランティア) 大沢洋平

2004年5月にスリランカに住むチャイルドを訪問した際、その子の通う小学校でパフォーマンスしたのが始まりで、以降カンボジア、ベトナム、タイ、ネパールのプラン活動地域を訪れ、パフォーマンスを続けています。

 
■そう、大沢さんの職業は道化師なのです

今年の3月には、インドネシア第二の都市スラバヤを訪問しました。最初に見学したのは、幼少教育、保育プロジェクト。ホテルの野外スペースで、マスコミも多数集まるビッグイベントを行っていました。

「遊びながら学ぶ」と題して、絵を書く、積み木、ねんど、人形劇、体操などなど・・・あちらこちらで実演。子どもたちは遊びの中で、他者との関係づくりや表現力、ルールといった、生活の知恵の基礎を会得していきます。遊びは、子どもの心の成長の軸となっているのです。インドネシア中から多くの人が訪れ、真剣に学んでいました。

 

次に訪問したのは、生徒数300人以上の国立小学校。しかし、校舎も小さく、どう見てもそんな人数の生徒はいません。聞くと、3学年ずつが午前と午後に分かれて授業を行っているということでした。貧しい家庭の子が通う小学校の多くは、そのように授業時間を区切っているそうです。

授業風景を見学し、スタッフの方々とお話した後、本日2度目のパフォーマンス!炎天下の中、子どもたちのパワーに負けないように頑張りました。

 

翌日には、国立病院(保健センター)を訪問しました。専門スタッフが少ないため、地域の人を集めて勉強会を開き、住民自身が簡単な怪我や病気の対処法を学んでいます。

病気の人、調子が悪い人がいれば、皆で気をつけて、何かあれば連絡する。子どもの検診にも力を入れ、早期発見により病を未然に防ぐ。出産経験のある人は周りの妊婦をサポートする。さらに、病気や害虫を発生させるドブ川やゴミ山の清掃など、地域環境の改善にも力を入れています。

貧しく治療費が払えない人たちのために作られたセンターですが、大きな成果を上げている病院として、全国でも注目されているということでした。

 

訪問を終えて―

インドネシア第2の都市スラバヤ。外から見ただけでは分からないけれど、発展していく都市の中、置き去りにされてしまう人々。そんな人々と笑いあい、子どもたちと遊べたこと、それをサポートしてくれた国内、現地のスタッフの皆さん、そして今回出会ったすべての人々に感謝しています。

スラバヤ訪問では地域で集まり、学び助け合うことを見てきました。貧しくとも、互いに補いあうことで生活向上の成果を上げています。

国の豊かさと、心の豊かさは比例しません。言葉も文化も違う僕に、皆が本当に優しく接してくれました。いつもながらこちらが多くを与えてもらった訪問でした。またいつか、お会いできることを楽しみに

テリマ カシー(ありがとう)ダーダー(バイバイ)

2009/4/23

学生が見た!参加した!ケニアのワークキャンプ

Filed under: Africaアフリカ — zzz @ 19:18

ケニア・ワークキャンプ参加者

◆1日目
今日は、ビジャナ・ブースト・プロジェクトの活動を視察。今回の視察先は、失業者にトレーニングを通して仕事の機会を提供する青年グループでした。植林、養蜂、茶畑の仕事をしている人々に話を聞き、苗床作りやお茶の葉摘みを体験しました。

これらは高度な技術も機械も必要としませんが、限られた人にしかできません。なぜなら、失業者は資金がないために、新しい仕事を始められないからです。一つ一つのビジネスにおけるビジャナ・ブースト・プロジェクトの支援規模は小さくても、この支援が人々の自立を支えています。それは彼らにとって大きな前進なのだと思います。(まさや)


炎天下での苗床作り(写真提供:まさや)

◆2日目
スラムの近くの小さな池で、「以前はあそこまで水位があったんだよ」と、青年グループの一人が遠くの建物を指差します。家の壁についた跡は確かにかつての池の大きさを物語っていました。この池がマラリアの温床になっていたため、政府の支援で水を抜き取ったのだそうです。

命を奪う原虫のゆりかごが、こんな身近に横たわっているという恐怖。予防することも知らずに、知っていても何もできずに、日々を送っている人は数えきれないほど存在します。日本ではありえない状況に、想像力がついていきません。(まり)

池のあまりの汚さに衝撃を受けていた私たちのそばで、小学校高学年ぐらいの少年がバケツに水を汲み始めました。その水を何に使うのか聞きたいけれど、言葉が出ません。「飲み水」という答えが返ってくることが怖かったのです。「その水は危険だよ」と伝えたところで、代わりに安全な水を確保することができないのであれば、一体何が変わるのでしょう。そんなことを考えて、私はただ少年たちを見守るしかできませんでした。(りえ)


水位の減った池と大量のゴミ(写真提供:まり)

◆3日目
ついにこの日がやってきました。出発前からアイデアを出し合い、準備を重ねてきた「日本紹介」の日です。ケニアの子どもたちは、どんな顔で見てくれるのでしょう。私たちの出し物は、日本に住む一般的な小学生の一日を描いた「ハナのある一日」と称した寸劇。日本の食生活やお風呂などの生活習慣、歌やソーラン節を盛り込みました。

思っていた以上に寸劇は成功。何といってもソーラン節は盛り上がり、子どもたちからは大きな拍手が沸き起こり、毎晩、筋肉痛になりながらもみんなで練習した甲斐があったと思いました。

そして、日常の授業風景も見学しました。子どもたちからの質問は、「日本では宗教を信仰しないらしいけれど、どうやって自分たちをコントロールしているのですか」、「日本では、どのようなHIV対策をしていますか」など。回答が難しかったです。彼らのまなざしを見て、自分が小学生だった頃、こんなにも学ぶことに真剣になっていただろうかと、過去の自分を振り返りました。(メギィ)


16人全員でソーラン節を披露(写真提供:メギィ)
 
◆4日目
今日も、青年グループの一つを訪問。ここでは様々な食物を栽培しています。トマトの味のするパッションフルーツから主食のメイズまで、日本では見られないようなものばかりでした。このグループが行っている事業は3つ。1)農業、2)農作物を近くの障がい者・孤児の学校に届ける活動、3)演劇でした。

グループが農園のために使用している敷地一帯は、少し前まで一面ミラという麻薬(合法)の木ばかりだったそうです。その事実を忘れないため、一本だけミラの木を残しているとか。彼らは優秀な実績を残している若者グループとして表彰され、副賞としてもらった布地でグループのユニフォームを作っていました。(あい)


表彰のトロフィーと副賞の布地で作ったユニフォーム(写真提供:あい)

有名人の気分になるほど、多くの子どもたちに囲まれて握手を迫られました。人との触れ合いを喜ぶケニアの子どもたちの様子を、塾通いやゲームに忙しい日本の小学生に見せてあげたい。それにしても、どこに行っても、誰もがダンスと歌を披露してくれます。

今夜こそは早く寝ようと思って寮に帰ると、夕食後に滞在先の学生による踊りの披露。お返しに、ソーラン節を披露しました。日本の踊りは統一美を大事にするけれど、ケニアはとにかく本人が楽しんでリズムがとれればいいというスタンスのように思います。

深夜2時過ぎになっても、まだ隣の部屋から歌う声が聞こえます。底知れぬケニア人パワーに驚くと同時に、彼らの国民性が少しつかめてきた気がした1日でした。(ひじり)


寮で寝食をともにした若者たち。毎夜、歌と踊りが絶えない

◆5日目
大きなイベントも終わって、ちょっと気持ちにゆとりが出始めた頃。午前中はフリータイムだったので、みんなで教会の礼拝へ。礼拝で、いきなりみんなで歌って踊りまくる。日本とは違うなぁ…生きていることや神様に対する感謝を、体全部を使って表しているという感じでした。

午後は学校を訪問し、JICAの青年海外協力隊の方をはじめ、ケニアで暮らす日本人の方々からお話を聞きました。ケニアでは学校の成績がそのまま就職に影響するため、学生の多くは寝る間も惜しんで勉強するそうです。努力の成果としての成績が認められるのは、悪いこととはいえないかもしれない。でも、いろいろな事情で思うように勉強ができない子どももいるだろうし…納得できないものはあるなぁ…。(かなえ)


教会の礼拝に参加
 
◆6日目
早朝6時にサファリへ出発。超能力的に遠くまで見渡せるケニア人の目のおかげで、午前中は様々な動物を目にする事ができました。ゾウ、キリン、シマウマ、バッファロー、孔雀、サル・・・中でも大好きなインパラの走る様子が見ることができて感動。雄大なアフリカ大陸にいることを心から実感しました。

今回のワークキャンプを通して、体験することで初めて知識は意味を持つのだろうなと思いました。「開発対象」「途上国」「アフリカ」と一括りに認識しがちですが、個性ある部族や言語があり、土地の習慣や匂いがあります。それ以上に、そこに暮らす一人一人に名前があり、人生があります。

ケニアで出会った人々の名前を覚え、語り合い、笑いあう。かけがえの無い仲間をもつことができたワークキャンプを思い返しながら、すっかり慣れたデコボコ道を心地よい揺れとともに車は走ります。徐々に山岳地帯の風景へと変わり、恋しいキガリカレッジ(滞在していた寮)へと到着しました。(さき)


車の気配を感じるとじっとこちらを見つめる動物たち(写真提供:さき)

◆7日目
今日はワークキャンプの最終日。朝食後、チャイを飲んでいると、ケニアの若者リーダーであるジェームスがスピーチを始めました。私たちは感謝を込めて、前夜に大急ぎで(ほぼ徹夜で)書いた色紙をメンバーひとりひとりに手渡しました。みんなで泣いて「ありがとう」を言い、笑って「さようなら」を言いました。そこには国境も、文化・言語の壁もなく、人のつながりだけがありました。

ワークキャンプを行ったエンブ地域を去り、ナイロビで見上げた夜空では、東京のように星が少ししか見えません。エンブで見た星満開の夜空を、いつかまた見に行きたいと思いました。(りえ)


別れを惜しみながら・・・

※学生たちによる報告会を開催します!(2009年5月)
詳しくはこちら

2009/4/1

スタディツアーでバングラデシュへ!

Filed under: Asiaアジア — zzz @ 14:07

支援者サポート部 鈴木麻里子

2/6~2/14まで支援者の皆さまとバングラデシュ・スタディツアーに行ってきました。

スタディツアーの魅力は、支援者の皆さまにプランの現地での活動を直接見ていただけること、そしてなんといっても、住民や子どもたち、プランの現地スタッフと交流していただけることです。今回も90人以上の方から資料請求をいただき、お申し込みされた方から抽選で14人にご参加いただきました。
                                        
◆エネルギーに満ち溢れた首都ダッカ

 

一歩外に出ると、目に飛び込んでくるのは人、リキシャ、車の嵐です。車のクラクションが鳴り響き、渋滞に巻き込まれ、隣の車とすれすれの運転に常にはらはらドキドキの移動。窓ガラスにひびが入っても、たとえガラスがとれてしまっても力強く走り続けるバスの中にも上にも人、人、人・・・・。

この時期は乾季で、朝は半袖では少しひんやりするほど。旅にはベストシーズンでした。

◆ダッカのドロップイン・センター視察

今回のスタディツアーの見所の一つは、プラン・マンスリー・サポーターでご支援いただいているダッカの「ストリート・チルドレン支援プロジェクト」の視察。路上で、危険と隣り合わせで暮らす子どもたちに様々なサービスを提供しているドロップイン・センターを訪れました。当日も、約80人の子どもたちが、読み書き、絵、TV鑑賞、ダンス、刺繍などの活動に参加していました。

 
読み書きのクラス: 何度も石板に文字を書いては消し、真剣に学ぶまなざしが印象的でした  

 
左: 「見てみて!僕の書いた文字だよ!」 
右: ベランダで一緒にゲームをしました

子どもたちは耳元で、ベンガル語で一生懸命何かを伝えようとしています。「うんうん!」とうなずくと、とびっきりの笑顔を見せてくれました。最初は少しはにかんでいた男の子たちも、最後は「僕も!僕も!」とやってきて、1人1人と握手をしてセンターを後にしました。

◆農村部ガジプールの村を訪問

首都ダッカから北に車で1時間半ほどのところにあるガジプール活動地域。村に到着すると、村長さんをはじめ、村の人たち、たくさんの子どもたちが出迎えてくれました。

 
左: 村の人たちがあたたかく迎えてくれました
右: 大歓迎のフラワー・シャワー

◆子どもクラブの子どもたちとの交流

 

大勢の子どもたちが集まり、澄んだ歌声で心に響く歌を聞かせてくれました。参加者の皆さんも子どもたちと一緒に踊ったり、手拍子をしたり。突然、子どもたちからも「日本の歌を歌ってほしい」とのリクエストが!「上を向いて歩こう」「大きな栗の木の下で」を歌い、最後は振り付けをつけて子どもたちと一緒に「大きな栗の木の下で」を合唱しました。

その後、子どもたちと参加者の皆さんとのフリーディスカッションでは、子どもたちからも次々と質問が!「村に来た感想を教えてください」 「日本人は何が好きですか?」 「日本でも、早すぎる結婚はありますか?」 などなど。

◆次の日は半日、村の小学生との文化交流
折り紙、サッカー、バレーボール、縄跳びなど、子どもたちと一緒に思いっきり遊びました。

 
左: 新聞紙でのかぶと作りに子どもたちも興味津々
右: 素敵な時間をありがとう!

プラン・ジャパンに入局して2年目。普段はメールでやりとりをしている現地のスタッフに初めて会うことができ、プランの活動が現場で生き生きと動いていることを実感する、感動の多い1週間となりました。


プラン・バングラデシュ国統括事務所にて(ダッカ)。現地のスタッフも、日本の支援者を大勢迎えることができて、とても喜んでいました。

多くの方々に支えていただき、無事にツアーが終了。参加者の皆さま、本当にありがとうございました!

ツアー中、都市部、農村部の様々なプロジェクトを視察しました。その様子を5月9日(土)に開催する事務局オープン・デーにてご報告します。奮ってご参加ください。
※詳しくはこちら

2009/3/25

プラン・ジャパン事務局でボランティア

Filed under: Japan日本, 事務局より — zzz @ 10:56

学生翻訳ボランティア シフエンテス エストラダ ナタリア

ペルーの首都リマの恵まれた家庭に育った私は、幼い頃より、同じ国に暮らしていながら貧困に苦しむ人々を目にする度に、「どうすればいいのかな?何かできないかな?」という思いを胸に成長しました。

ペルー国立ラ・モリーナ農科大学1年生を終えた後、自らの希望で提携校である東京農業大学に入学。自国から遠く離れた東洋の国を留学先に決めたことは、私にとって大きなチャレンジでした。この4月で大学院2年生となるので、日本滞在は5年になります。大学院では、国際バイオビジネス学を専攻し、農業や漁業の市場の調査、分析を行っています。

来日した当初は、常に忙しそうに街を行き交う人々、通学時の満員電車など、ゆったりとしたペルーの生活とあまりにもかけ離れた日本の生活に戸惑うこともありましたが、今ではすっかり日本のことを気に入っています。

 
■左: プラン・ジャパン事務局にて
■右: お友だちと一緒に

プラン・ジャパンのことは、たまたま乗った飛行機の機内誌で知り、住所が自宅近くの三軒茶屋だったことから、思い切って電話してみました。現在、週に1度来局して、スポンサーからの手紙をスペイン語に翻訳しています。

事務局では、様々な年齢の、多彩なバックグラウンドを持つボランティアの皆さんやスタッフから興味深い話しを聞くことができ、とても良い経験になっています。このボランティア活動を通じて、スポンサーとチャイルドのコミュニケーションがいかに大切であるかが分かりました。

 
■左: 翻訳作業中!
■右: 翻訳チームのスタッフやボランティアの方々と

私の夢は、60歳を迎える頃に、ペルー国内に自力でNGOを立ち上げること。そのためには、経験と資金が必要なので、現在日本での就職を目指して活動中です。

これからも、自分の専門分野を生かしつつ、貧困の無い世の中を目指して、社会のために役立つ活動を続けて行きたいと思います。

2009/2/27

遠い国から「こんにちは」

Filed under: Japan日本, 事務局より — zzz @ 19:18

支援者サポート部 増井久美子

プラン・ジャパン事務局には、毎日チャイルドからたくさんの手紙が届きます。スポンサー宛に送られてくるのは、「チャイルドからのはじめての手紙」「イベントで作った工作品や絵」「手紙へのお返事」などなど。その数なんと年間で10万通以上!

子どもたちの手紙には、国や地域それぞれの特色が出ています。
ここに一部をご紹介します。

    
        《ケニア》            《ザンビア》           《ギニア》

■広大な地、アフリカですが、意外にも(?)アフリカのチャイルドは洋服やボール、人や動物などの絵を小さく、たくさん描くのが特徴的です。また、外で書くことも多く、手紙に少し土の色がついていることもあります。

 
         《ドミニカ》                    《コロンビア》

■中南米は色使いがとても綺麗です。そこには、送ってもらったギフトとともに嬉しい笑顔がこぼれています。イベントで作った作品(右)も可愛いですね。手紙の内容も愛のこもった情熱的なものが多いのが特徴です。

                                
        《スリランカ》                   《インド》 

■アジアからは、コミュニティの、穏やかな風景を描いた絵がよく届きます。チャイルドの家から見える景色なのでしょうか。スポンサーからもらった色鉛筆で絵を描きました、なんて書かれていることも。

チャイルドが幼い場合には、家族やコミュニティ・ボランティアが代わりにチャイルドの様子を教えてくれることがあります。かわいらしいお手紙を送ってくれたのは、インドネシアの男の子(7歳)のお父さん。

「チャイルドは本当はお母さんと一緒に寝たいのに、お母さんは小さな弟・妹たちと寝るため、一緒に寝ることができません。だからお父さんと寝ています」 と書かれていました。日々のチャイルドの様子が伝わり、微笑ましいです。

こうして、心と心をつなぐ手紙のやりとりは続いていきます。遠い国から届くスポンサーの皆さまからのお手紙に、チャイルドは励まされ、癒され、成長しています。どうぞ温かい気持ちを手紙に託してお送りください。

2009/1/30

ベトナムで、プランが活動を始めたばかりの村を訪問しました!

Filed under: Asiaアジア — zzz @ 11:15

支援者サポート部 津田恵美

プランがベトナムで本格的に活動を開始してから16年。
近年は、より困難な状況におかれている子どもたちへの支援を強化するため、活動地域を少数民族が暮らす山間部へと移しつつあります。私が訪れた新たな活動地域と、そこで出会った子どもたちの様子をお伝えします。

首都ハノイから飛行機を2回乗り継ぎ、車で約2時間半。昨年オープンしたばかりの現地事務所は、標高1,200メートルのところにありました。この日の気温は10℃ちょっと。新しいコテージを借りている事務所はとても綺麗ですが、窓は木でできており、ガラスが入っていません。

 
■左: プランの現地事務所。ガラスのない木窓の部屋はとても寒く、窓を閉めると中は真っ暗!
■右: 事務所から車で1時間の距離にある、コミュニティの中央小学校。建物はしっかりしていますが、水道・トイレがなく、教室には電気もありません

 
■左: 恥ずかしがりながらも、歌や踊りで歓迎してくれた小学校の子どもたち。お返しに「日本の歌を歌って」とのリクエストが!
■右: 子どもたちは寒い中、薄着で学校に通っています。「今一番ほしいものは暖かい服」という子どもたちの言葉に、胸がしめつけられる思いでした

 
■左: 家が遠い子どもは、寮生活を送っています。木のベッドしかなく、薄暗くて寒い10畳ほどの部屋で、7~10人の子どもたちが寝泊りしています
■右: 寮では、子どもたちが順番で自炊。今日のご飯のおかずは、先生が自分のお給料で買ってくれた小魚の干物2尾です

寮で生活する子どもたちが服を着替えるのは、週に2回のみ。凍えそうな寒空の下、ドラム缶にためた雨水を使って身体を洗います。中には、6歳ぐらいの小さな子も。一方で、自宅から通う子どもたちが恵まれているわけでもありません。おかずを買うことができず、家ではお米しか食べていない子どももいます。

次に、中央小学校からさらに山奥にある分校を訪問しました。

 
■左: 分校の校舎。洗濯物のすぐ右横が先生の宿舎で、その奥が教室です。中央小学校とは、佇まいがだいぶ異なります
■右: 算数の勉強をしていた子どもたち。今日は「円の直径」について学びました

 
■左: 足りない教室を補うため、教室代わりに使われている村の集会場。1つの教室内で、1年生と2年生が逆方向を向きながら勉強しています
■右: 元気に手をあげる子どもたち。先生は少数民族の言語を話せないため、通訳なしには先生と会話もできません

プランの活動が始まったばかりのこの地域。現在は、活動に対する住民の理解を促進したり、出生登録などの基本的な活動を行っている段階です。それでも子どもたちの瞳には、希望と期待が溢れています。

現地事務所のスタッフもまた、地域の人々と一緒に活動していくことに、とても意欲的です。新しい場所での活動はチャレンジも数多くありますが、これからの地域の変化を支えていけるよう、私も応援し続けたいという思いを強くしました。


■子どもたちがしきりに「楽しかった!」と教えてくれた昨年の秋祭りの様子。村の子どもたちが初めて自分たち自身で企画したイベントとなりました

2008/12/26

今年も一年間、ありがとうございました!

Filed under: Japan日本, 事務局より — zzz @ 15:22

プラン・ジャパン スタッフ一同

プラン・ジャパンが創立25周年を迎えた2008年。
全国7万人を越える支援者の皆さまに支えられ、今年も途上国の子どもたちの生活環境を改善するための活動を続けることができました。

この一年間、石油高騰による物価高と食糧危機、相次ぐ自然災害によって、貧困層の人々の生活はより厳しいものとなりました。一方で、プランが活動する地域の人々、特に子どもたちは自らの生活環境を変えるために着実に力をつけてきています。

2009年に皆さまといっしょに新たな一歩を踏み出せることを楽しみにしています。

<プランが活動する国々から届いた新年のご挨拶>

 
■左: ベトナム。写真は、プランが新たに活動を開始する山岳地帯で生活する少数民族の少女たち
■右: パキスタン。治安の悪化で活動が困難となっているパキスタンが、本来の美しさを取り戻せますように


■アジアで一番新しい活動国、ラオス。子どもたちが本来の可能性を発揮できる社会を目指します

 
■左: インドネシアのレンバン現地事務所。若手スタッフが活躍中です
■右: 韓国。日本と同じ支援国の一つとして躍進していきます
 
 
■左: 一年前に大規模な騒乱が起きたケニア。子どもたちを暴力から守ります
■右: 中米ニカラグア。一年中温かい、私たちの国にぜひお越しください!


■イギリス。クリックして、ボックスの中身を見てください(英語)

来年もどうぞよろしくお願いいたします!

2008/12/8

山を越え、谷を越え、グアテマラの先住民族が暮らす村へ

Filed under: America中南米 — zzz @ 15:53

プログラム部 大重早苗

これで何度目の休憩か…
「このままじゃ、今日中に村にたどり着かないよ!」という、若者の声が耳にささります。都市生活を送る私にはムリ!と心の中でつぶやく私。

今回、私が出張で訪れたのは、中米のグアテマラ。まさに山と谷を越えて、山岳地帯の村に行ってきました。そんな出張の様子を写真でお伝えします。

 
■左: 裸足で川を渡り、山道を歩くこと1時間。急斜面がきつくて、息も絶え絶え
■右: 目的地の村は、一番奥の山にあります。荷物を持たなくても、大変な道のり。雨も多いこの土地で、住民は子どもたちの教材や学校建設用のレンガを運びました

 
■左: 駆け寄ってきた子どもたち。最後の力を振り絞って、ようやく村へ!
■右: プロジェクト校を訪問。複数の学年が同じ教室内で学んでいます。子どもたちは、新しい机や教材、参加型の授業に、「学校に来るのが楽しくなった!」と笑顔で話してくれました

 
■左: 学校の壁には、子どもたちが思い思いに描いた絵を展示
■右: 「サナエ、ハポネサ(日本人)」と書かれた絵を発見。涙が出るほど、うれしい!(スカートをはいてきたことは、一度もないけど)

 
■左: プロジェクト校20校が集まって、楽しみにしていた子どもの権利イベントがスタート!このために、5時間かけてやってきた子どもたちもいます
■右: 何だろうと思って見ていたら、「日本をイメージして作った」とのこと。これって、獅子舞?

 
■左: 伝統衣装を着ておめかし。みんな、お人形みたいで、かわいい!
■右: この地域の子どもたちは8ヶ月前、外国人である私を見て一斉に逃げ出してしまうほどシャイでした。でも徐々に仲良くなり、今回はダンスに誘ってくれるほどに

ある学校の式典の最中に降り出した雨。「子どもたちは外で濡れても大丈夫だよ」という教師に、プランの現地職員が優しく諭します。「子どもたちも風邪をひくよ。みんなで雨宿りしよう」。子どもたちに配られた食事の量が少ないのを見て、「栄養が必要なのは子どもたちの方だから」と、さりげなくお皿を交換する場面もありました。

『子どもの権利を守る』というプランの基本姿勢は、こんな日常の行動一つ一つに表れ、自然に人々に伝わっていきます。私も日頃の行動を見直そうと、山道を下りながら胸に誓いました。

※プロジェクトの紹介はこちら

 

2008/11/21

「Is this life? ~インドの女の子たちの現実」

Filed under: Asiaアジア — zzz @ 13:28

コミュニケーション部 船越美奈

11月12日(水)、15日(土)、19日(水)の3日間で計4回、プラン・ジャパン秋の映像上映会「Is this life? ~インドの女の子たちの現実」を開催しました。ご参加いただきました223名の皆さま、ありがとうございました。当日は、インドの子どもたちが作成した短編映像から、女の子の問題を取り上げた6作品を上映。作品の中から、子どもたちの声をいくつかご紹介します。

「貧しい家族の中には、すぐに裕福になれると考えて、11歳や12歳の娘に売春をさせる家族がたくさんいます。しかし、そんなことで裕福になった人などいないのです」(『暗い道』)

「女の子として生まれることは罪ではないが、貧しい家の女の子として生まれることは最大の罪である。私たちがそう考える理由をお伝えします」(『Is this life?』)

 

「この20年間、彼女の涙が乾く日はありませんでした。そして、彼女の娘も自分の存在をずっと呪ってきました」(『ジョギニ、神の妻』)

「始めのうち、女の子たちは一緒に食事をしませんでした。自分より低いカーストの子と食事をすることを恐れていたのです」(『女の子の学習キャンプ』)

 

ここで描かれた家庭内暴力や性的搾取などの過酷な状況は、全て子どもたちが直面する現実です。直視するのはつらいですが、今、この瞬間にも、同じような痛みを抱えている女の子や女性は大勢います。

加害者を責めても、政府の力不足を批判しても、それだけでは問題は解決しません。一方で、何かしなければと思う人が増えれば、少しずつでも社会は変わっていくのではないでしょうか。一人でも多くの方といっしょに、女の子を応援できる一歩を踏み出せることを心から願っています。

<当日の様子>
 
左: インドの現状についてもご紹介しました
右: 参加者の声 「テレビなどでは分からない、現実を知りました。重いテーマですが、きちんと見つめていこうと思います」

◆11月~12月の説明会で一部の映像を上映します!  詳細はこちら
◆12月21日(日)に、大阪で映像上映会を開催します! 詳細はこちら

プラン・ジャパン

Next Page »


Copyright ©plan-japan All rights reserved.