2010/3/11

2月は、まさにインド月間でした!

Filed under: Japan日本 — zzz @ 14:02

 コミュニケーション部 大谷美保

プラン・ジャパンの2月は、まさにインド月間でした。まず、支援者を対象に実施したスタディツアーの行き先がインド。帰国するなり、インドから2人の女の子が来日。プラン・ジャパンのイベント「Girl Power~インドを変える女の子たち」で彼らの活動をたっぷり語ってくれました。

来日した17才のアヌラダ、24才のヘムラタ、2人とも芯がありつつ周りへの配慮を忘れない素敵な女性ですが、食に関しては一歩も譲りませんでした。朝はホテルの食事が喉を通らず、近くのパン屋で前夜に購入するガーリックブレッドとミルクティーでしのぎ、昼と夜はインド料理店へ。お弁当や給食が提供された場所でも、持参したポテトチップやバナナでやり過ごします。インドを変える女の子たちのパワーの源はスパイスがたっぷり効いたカレーでした。

 
■左:神戸での活動報告の後、兵庫ペアレント会の皆さんがインド料理店で懇親会を企画くださいました
■右:プラン・ジャパン評議員で俳優の滝田栄さんと

「日本の男性は恥ずかしがりやで優しくてステキ」と繰り返していたのはヘムラタ。明日からインドにワークキャンプで出かけるという大学生と過ごした時間は、同年代の男女と交流できた貴重な体験でした。インドについて熱心に質問を受け、帰り際にはソーラン節のプレゼントも。友だちになった女性や気になった男性の名前をしっかりノートに書き留めた2人でした。

 
■左:学校で習った「カラテ」を披露するアヌラダ
■右:インド渡航を控えた大学生たちと(国際ボランティア学生協会)

オフの日には、近隣の「下馬福祉工房」を訪問。知的障がいを持つ方が通う作業所です。お互いの言葉が分からなくても「ナマステ」が飛び交った半日は心の通ったあたたかい時間でした。午後は、作業所でご一緒した大学生とのガールズトーク。時間を忘れるほど盛り上がり、鳴子までプレゼントされて大喜びでした。

 
■左:クッキーに入れるナッツを砕く仕事を教えていただきました
■右:インドの音楽にあわせてのダンスも盛り上がりました!

学校訪問した際には、インドと何もかも違う学校の様子に目を丸くする2人。「私の村では、女の子は教育を受けなくていいと考えられていて、みんな中退していきます。私が高校に行けたことはすごく感謝すべきことなのです」感極まってそう話すアヌラダの目はうるんでいました。授業の最後に「皆さんの学校は恵まれています。ここで勉強できることに感謝してください」と話したアヌラダの言葉が、子どもたちの心にちゃんと響いたことを祈るばかりです。

 
■英語の時間をお借りしてインドの現状をお話しました
 (東京都立両国高等学校附属中学校)

200名を超える方々への報告会を終えたあと、念願のジェットコースターに乗りに遊園地へ!緊張の糸も切れて、寒空もなんのその、はしゃいだ2人。その他にもこの2週間では、プリクラに挑戦したり、100円ショップを駆けずり回ったり。神戸での報告会のあとには京都観光もしてきましたが、神社仏閣よりも友だちへのお土産に悩む時間のほうが長くかかったようです。

 
■左:東京の遊園地でジェットコースターを体験!
■右:長崎では、プラン・長崎ペアレントの会の皆さんに「長崎ランタンフェスティバル」に連れて行っていただきました

映像上映会x報告会「Girl Power」における彼女たちの報告からは、少しのきっかけで、持っている能力を開花させつつある女の子たちの頼もしい姿が浮き彫りになりました。女の子の教育が途上国の子どもたちを変える。目の前で語るアヌラダ、ヘムラタを通じて、それを再認識した2週間でした。

 

2010/2/18

「子どもたちに伝えたい」

Filed under: Japan日本 — zzz @ 14:37

プラン・フレンズ(開発教育ボランティア) 岡野 洋子

私は2007年より、プラン・フレンズとして修学旅行や課外学習でやってくる子どもたちに、途上国の現状やプラン・ジャパンの活動などを説明しています。

まずは映像を使って、現地の様子やプラン・ジャパンの活動を紹介します。
次に、プラン・ジャパンの特徴であるスポンサーシップについてお話するのですが、20年以上続いた自分自身のスポンサーとしての体験から、チャイルドたちの写真や手紙の綴ったファイルを活用しています。子どもたちは、チャイルドの成長を見守りながら地域開発を支援する意義をよく理解し、感動した表情を見せてくれます。

 
■岡野さんがチャイルドと交流した手紙や写真

次に、ちょっとした参加型のアクティビティを入れています。
例えば、識字率と貧困の関係をクイズ形式で。「読み書きができる人の割合が少ない国はどこ?」「読み書きができないのはなぜ?」
学校に行きたくても行けない子どもたちがいることを知り、問題点を一緒に考えてもらうのです。

気分転換に、途中のコンビニで買ってきた森永製菓さんのチョコレートをあげます。みんなびっくりするのですが、実はこれは企業の社会貢献のひとつだと伝えると嬉しそうに食べてくれます(詳しくはこちら)。 
                                                                    ■プランのロゴが入ったチョコレートのパッケージ

レクチャーの最後は質問コーナーです。
最近はネットなどで事前学習がきちんとできている学校も多く、事前に寄せられる質問も良く考えられています。質問の多くは、貧困の子どもたちの実状に関するものが多いですが、NGO(非政府組織)の職場訪問らしく、ここで働くようになった動機、仕事で大変なこと、どんな資格が必要かなど、進路につながるような質問も少なくありません。

 ■事務局ツアーの様子

その後、会議室を出て、プラン・ジャパンのお仕事紹介です。
特に支援者サポート部では、スタッフやボランティアの説明を聞いたり、チャイルドから届いた絵や、心温まるスポンサーからの手紙を見たりと、盛りだくさん。1通の手紙が安全に届くように、多くのスタッフやボランティアが細心の注意を払って作業にあたっていることにびっくりしています。

  ■ご相談に応じて作業体験もできます

帰り際、感想を聞くと彼らは、「交流の背景には、いろいろな仕事と、大勢のボランティアがいることを知りました」「自分も将来ボランティアをしたいです」「今まで、支援はお金と思っていたけど、交流の大切さを知りました」など、素直な気持ちを述べてくれます。

私が最後に言う言葉はいつも同じです。「皆さんは世界の現状を知ってください。見てください。それぞれの違いを見つめてください。違いを理解してください」訪問した子どもたちの心に、これからも種を蒔き続けたいと思っています。

※プラン・ジャパンの開発教育への取り組みはこちら

ボランティア・寄付ならプラン・ジャパン

2010/2/16

インドネシア「初等教育支援プロジェクト」の進捗

Filed under: Asiaアジア — zzz @ 11:46

経営企画室  番場 慎也 

先日、日本企業の支援で実施している「初等教育支援プロジェクト」の進捗確認のため、インドネシアに出張してきました。


■以前の教室、雨季には雨漏りがひどく授業どころではありませんでした

プランは、東ヌサトゥンガラ州という国内で最も貧しいとされている地域で活動しています。東ティモールが独立した際、多くの難民が流入した西側の活動地区にある、小学校6校で日本企業の支援によるプロジェクトを2007年夏から実施しています。
 
■左:クパン事務所
■右:教室の色や図書室のレイアウトは子どもたちの意見を取り入れました

このプロジェクトでは、各校に教室・図書室・手洗い場などを設置し、チャイルド・フレンドリーな授業を先生が行うようトレーニング、子どもたちへの衛生(歯磨き・ツメきりなど)に関する知識普及や保護者へ教育の重要性に関する意識啓発活動など、「ハード+ソフト」の活動を行っています。

 
■左:完成した水道設備、学内にある既存の井戸から水を汲み上げ、トイレ・手洗い場で使用します
■右:子どもたちが将来の夢を書いています

市内から山道を行くこと約3時間、この小学校でもプロジェクトの終盤にさしかかっています。子どもたちが将来の夢を日本の短冊のように教室内に飾っており、パイロット・警察官・スポーツ選手・先生・お医者さんなどそれぞれ。以前は先生や軍人などが多かったんですが、子どもたちの視野が広がっていると感じました。とある授業にお邪魔したところ、なにやら乾電池の電流を勉強している最中。クパン事務所のスタッフに、私も加わるように誘われましたが、昔学んだ記憶がまったくなく、というかなくなったというか(もう30年ぐらい前だし)、、「いや遠慮しとく。。。」といって外へ・・・(このように、子どもたちがグループを作って互いに学びあうことも以前はなかったことなんです)。

 
■乾電池の勉強をしているところ(4年生)

外で休んでいると、遠目からの視線を感じ、「うん?」とみてみると、併設されている中学校に通う女の子たちがこちらをみながらヒソヒソ。。。。スタッフによると、「あのお兄さん、また日本からきてるんだね」、とのこと。進捗確認のために年に2回以上は訪れるプラン・ジャパンのお兄さんとして、すっかり顔も覚えられてる様子。「お兄さん」と呼ばれたのが嬉しかったはさておき、確かにプロジェクトを開始した2年半前に比べれば先生も子どもたちも、「もっとこういう学校にしたい、そのために今度みんなで話あうんだ」など、いろいろなホンネを以前より話してくれるようになり、かつ子どもたちがより積極的になっていることも実感できました。

 
■併設されている中学に通う女子生徒たち

今後は、これら6校におけるプロジェクト実施の成果を、各コミュニティにおけるモデル・スクールとして、他校へ波及させることを県政府・教育省とすすめていきます。

ボランティア・寄付ならプラン・ジャパン 

2010/1/17

ハイチ大地震から5日目(首都ポルトープランスにて)

Filed under: America中南米 — zzz @ 17:28

プラン国際本部 スチュアート・コールズ

このひどい状況を何とかしなければ、というフラストレーションばかりが募る。移動時間は通常の3倍かかり、電話も途絶えがちで、他地域にいるスタッフとの会話もままならない。多くの人が食べ物を必要としているが、ほとんどの店や銀行のシャッターは閉じられている。

一部の地域では武装したギャングが暴れており、倒壊を免れた銀行を襲撃している。人々はどうにか首都から離れようと、ガソリンを求めて、列を作り辛抱強く並び続けている。

住民グループと相談しながら必要物資をリストにしていったところ、ポータブル式トイレ、水、テント、その他の生活用品が延々と続く。緊急時にできることには限りがあるが、怪我の診察や、物資の支給など、必要最低限のことから始めるしかない。多くの人が、ほかの誰かを助けようと懸命に働いている。

 
■コールズ職員                 ■倒壊した店舗

クロア・デ・ブーケで出会った女性は、夫と2人の子どもを地震で亡くした。倒壊した家の下敷きになったのだ。何が起きたのか、残された3歳の娘が理解しているか訊ねると、「分かりすぎているぐらいだわ」と、険しい顔で答えた。

何気ない会話の中で、子どもたちが置かれた状況の深刻さが浮き彫りになっていく。40人近い子どもたちが、怪我の手当てのためにドミニカ共和国との国境地域に送られた。親の付き添いはない。このような非常時こそ、人身売買に目を光らせなければならない。


■避難所で人々の状況を確認するプラン職員

ポルトープランス郊外の避難所では避難生活を送る人々が一つのテントに集まり、プランが派遣した医師、ウンニによる保健講習に耳を傾けている。このような状況下で感染症が広がると、取り返しがつかないのだ。

「夜、怖い夢を見る人はいる?」 そうウンニが訊ねると、たくさんの小さな手が挙がった。「それは、普通のことなんだよ」 ウンニが伝える。そして、子どもたちから笑い声すら引き出している。


■プランは「子どもの保護」を中心に活動

首都には多くの報道機関が集まっているが、他地域の状況は、なかなか伝わってこない。プランのスタッフは被災規模が大きいジャクメルでも支援を行っているが、食糧も薬も届くまでに時間がかかりすぎている。もうすぐ支援物資を積んだ船が、ドミニカ共和国から到着する。急いで駆けつけて、一時も早く人々に届けなければ。

※プランは、ハイチ大地震被害に対して、緊急・復興支援を行っています。最新情報は、こちらをご覧ください
クレジットカードで今すぐ寄付

2010/1/12

チャイルドに会いに、インドへ

Filed under: Asiaアジア — zzz @ 11:59

コミュニケーション部 船越美奈

昨年秋、2年前から交流しているチャイルドに会いに、インド西部のラジャスタン州をプライベートで訪れました。今回は、そのコミュニティ訪問の様子をご紹介します。

チャイルドは、今年16歳になる女の子。現在、プランの裁縫トレーニングに参加しています。小学校は卒業したものの、読み書きは困難で、かろうじて名前がサインできる程度。この地域では、女の子が教育を続けることは難しく、教育の質も低いのです。

 
■左: チャイルド。シャイでめったに笑いませんが、美人です!
■右: チャイルドの家族や近所の子どもたちと

 
■左: チャイルドの家で、昼食を一緒にいただきました。薄地のパンに、豆カレー、地元でとれる野菜の炒め物、ヨーグルトなど、心づくしの料理が並びます
■右: お父さん(右)は町の工場で働いていますが、実は伝統楽器と歌の名手。歌に合わせて、チャイルドが恥ずかしがりながらも踊りを披露してくれました

「一年の歩み」で定期的に家族や地域の状況の報告を受けるとは言え、実際にチャイルドと家族と会い、言葉を交わす感慨は格別です!また、コミュニティ訪問では、リクエストにあわせてプロジェクトの視察もアレンジしています。今回の訪問では、女性の収入向上プロジェクトを視察しました。

 
■左: 裁縫トレーニングのリーダーの女性たち。パキスタン移民の先祖から受け継いだ刺繍の技術をほかの女性たちに教えています
■右: シャツ、スカーフ、バッグ、小物入れなど、カラフルな刺繍をほどこされたアイテムの数々。観光地や町の専門店で売られ、海外にも輸出されています

 
■女の子クラブと女性グループのメンバーとの交流。この地域では長年続く干ばつで農作物や家畜に大きな被害が出ていますが、収入向上プロジェクトを成功させてきた女性たちは元気です!

<おまけ:近くの観光地の様子>

 
■青の町、ジョドプールにて。城塞に色鮮やかなサリーが映えます

 
■黄金色の町、ジャイサルメールにて。砂漠に落ちる夕陽

支援者の皆さん、ぜひ一度、コミュニティを訪問してプランの活動を肌で感じてください!単なる旅行とは全く違う感動が待っています。
コミュニティ訪問のご案内

2月にはインドで活躍する2人の女の子と女性スタッフを招き、長崎・神戸・東京の3都市で映像上映×報告会を開催します。東京では、滝田栄氏の報告もあります。インドで出会った子どもたちの話には、きっと心打たれ、勇気がわいてくるはず。お申込みはお早めにどうぞ!
映像上映×報告会「Girl Power ~インドを変える女の子たち」

2009/12/28

今年も一年間、ありがとうございました!

Filed under: Japan日本, 事務局より — zzz @ 15:53

プラン・ジャパン スタッフ一同

日米での新政権の発足など、2009年を表す漢字に選ばれたのは、「新」の文字でした。プラン・ジャパンも、さまざまな新しい試みを始めたこの一年。ウェブ上では以下をスタートしましたが、ご覧いただけましたか?

ガオ村チャンネル
ガオ村チャンネル オフィシャル・ブログ
バングラデシュ滞在日記
プラン・ジャパン YouTubeチャンネル

私たちが目指すのは、途上国や先進国という垣根なく、人と人が互いを思いやる気持ちでつながっている世界。43カ国の子どもたちと支援者が交流するプラン・スポンサーシップを推進しながら、ウェブやイベントなどでも、途上国の人々の暮らしをもっと近くに感じていただける工夫を重ねていきます。

ご支援いただきました皆さまに、一年間の感謝を込めて。
2010年もどうぞよろしくお願いいたします!

<各国から届いた季節のご挨拶>
 
左: エルサルバドル。子どもたちの可能性を伸ばすため、新たな一歩を!
右: 中南米の最貧国、ハイチの子どもから。素敵な休暇をお過ごしください

 
左: リベリア。長年にわたる内戦を乗り越えて、復興に取り組んでいます
右: ガーナ。プランが支援する保護施設で生活する、双子の少女たちです

 
左: スポンサーシップが始まったラオス。チャイルドと交流しませんか?
右: ベトナムから。ガオ村も応援してください!

<音楽編> ※クリックしてご覧ください
 
左: イギリス。ロンドン市内で、クリスマス・キャロルを歌いました!
右: オランダ。プロのシンガーKarimaが、Because I am a Girlキャンペーンの応援ソングを作りました

2009/12/8

働き者の小さなスーパーモデルたち

Filed under: Africaアフリカ — zzz @ 16:22

コミュニケーション部 久保田恭代

泥でできたモスクの世界遺産が有名な西アフリカの国、マリ。
雑誌CREAの取材アテンドのため、出張してきました。直木賞作家の角田光代さんが、この国でプランが行っている「女性性器切除廃止プロジェクト」をご取材くださったのです! 詳しくは、現在発売中のCREA(文藝春秋)をぜひご覧ください!

このコーナーでは、取材の合間に見聞きしたマリの小話をいくつかお届けします。

まずこちらの写真は、一生懸命に井戸から水を汲む少女たち。見事なチームワークで、水がたっぷり入った重たいタンクにつながれたロープを代わる代わる引っぱり、あっという間にタンクを引き上げてしまいました。

覗くと足がすくみそうなくらい深い深い井戸。
水面までは、ビル3階分くらいの高低差!?

そして、水が浪波と入ったタンクやバケツを頭にのせて、家に。水汲みは女の子の毎日の仕事なのですが、スッと背筋を伸ばして誇らしげに歩く姿が頼もしいです。主食の雑穀類の脱穀作業もお手の物。子どもも家での作業をきっちり分担されており、それが家庭や地域の構成員としての自信につながっているような気がしました。
  

それにしても、どの少女たちも本当に細くて、スラリとしているのです。「モデルになれるよー」と勧誘したくなるスレンダーで美しい少女たちたちばかり。そんな、自分の美貌を鼻にかけることなく(というか気づいていない)、よく働く彼女たちに脱帽です。

さて、冒頭にも記しましたが、マリは泥の建物が有名。世界遺産でなくとも、普通の村々の泥でできた建築物がハッとするほどかっこよかったりします。壁に飾られた木彫りの人形は、魔除け。ヘビ(ワニ?)は、雨どいらしいです。
  

とんがり屋根の建物は、納屋。食料や薬を備蓄しておくためのものです。覗いたら、日本の納戸のように、ちょっとしっとりした香りがしました。

マリのロバたちは本当によく働きます! 荷物を運んだり、人を乗せたり。マリの農村地帯には欠かせない存在です。

村にあるホテル(というか民宿。ソーラーパネルで何とか発電、水道はナシ、トイレはもちろん水洗じゃない)で出されたランチ。

トマトソースのパスタでした。マリではトマトソースが人気です。乾燥地帯のため、野菜は玉ねぎくらいしか栽培されていなかったそう。最近はプランのパートナー団体の栄養知識普及プロジェクトのおかげで、トマトやナスなどが栽培されるようになったとか。

「世界で4番目に貧しい」と言われるマリ。
なかでもプランの活動地域はもちろん貧しいのですが、啓発活動のおかげで教室に女の子が増えたという話を聞いたり、村のCBO(住民組織)が活発に発言する姿を見たりする度に、「この村の未来は明るい!」と確信しました。

 

2009/11/11

小学校でケニアを語ってきました

Filed under: Japan日本 — zzz @ 11:16

学生ボランティア 原めぐみ

私は今年の2月、プラン・ジャパンが主催したワークキャンプに参加し、16人の参加者とともにケニアのエンブ地域を訪れる機会に恵まれました。私は初めてアフリカの大地を踏み、ケニアの人々と話し、ケニア社会の厳しさを知り、そしてエンブの青年たちの強さを見てきました。(詳しくはスタッフ日記「学生が見た!参加した!ケニアのワークキャンプ」

帰国後、プラン支援者の会などでワークキャンプの報告をさせてもらっているうちに、ケニアでの経験を日本の人々に伝えることがケニアの友人への一つの恩返しになると感じ始めました。

そして今回、大阪の小学校でケニアを取り上げた授業を行ってみないか、というお話をいただいた時、これはやるしかないと思ったわけです。また、「世界に対して見聞を広め、他者への思いやりを持てるよう、自分の生活を振り返る機会を作りたい」という、プランの支援者で、今回ご依頼いただいた保護者の声にも大いに共感しました。

本授業は、50人の小学校5年生とその保護者の方々が対象でした。45分間の授業の中に何をどれだけ組み込むか、PTAのお母さん方やプランのスタッフの方と一緒に授業案を練り、悩んだ末に、プラン・ジャパンの開発教育教材から、「夢のこいのぼり」を使用することにしました。
 

■「夢のこいのぼり~現実の村」

こいのぼりには、ケニア、エンブ地域の子どもたちによって2枚の絵が描かれています。表には子どもたちの「現実の村」、裏には「理想の村」の絵です。この教材を使うことにより、ケニアの子どもたちが現在どのような状況下で暮らしているのか、また自分たちが住む場所を将来どのようにしていきたいのかが理解できるようになっています。

この授業を通して、私が伝えたかったことは2点です。1つは、経済面・衛生面・教育面で厳しい状況下にあり、またドラッグやHIVとエイズの危険と常に隣合わせのケニアの子どもたちが、それでも希望を捨てず将来を夢みて必死に勉強したり、家族の手伝いをしたりしているということ。そしてもう1点は、ケニアの子どもたちの写真や、使っている教科書やノートを実際見ることにより、「遠いどこかの国の子どもたち」ではなく、違うところもあるけど同じところもある身近な存在として感じてもらいたいという点です。
 
10月23日当日、6時間目に授業に招かれた私は元気よく「ジャンボ!!(スワヒリ語で「こんにちは」の意)」の挨拶から授業を始めました。

最初は、写真を使ってケニアの小学生の生活を学びました。子どもたちは元気がよく、率直な意見をたくさん投げかけてきてくれ、保護者の方々は真剣に私の話に耳を傾けてくれました。次に大きなこいのぼりを広げた時、子どもたちは描かれた絵を細部まで見ながら、何が描かれてあるのか考えていました。こいのぼりに描かれたものを解説すると「わぁ!」「うへぇ~!」などと素直なリアクションが起こり、ケニアの社会問題を難しそうな顔をしながら、けれども真面目に聞いてくれました。


■「理想の村」の面を子どもたちと一緒に読み解く

授業も終盤をむかえ、授業全体の学習のまとめに入り、チャイムが鳴りました。その瞬間、一人男の子が「なんか中途半端やな~」とつぶやいたのです。私ははっとしました。なぜなら、まさにその時、私が感じていたことを彼に代弁されたからです。私自身、「やりたりない」というのが正直な感想だったのです。私が言ったことは伝わったかな、子どもたちは理解していたかな、発起人のお母さん方の希望に応えられただろうか、声をかけてくれたプランの意向に沿えただろうか、などなど反省点が残ります。

しかし授業後、「子どもたちは今でもジャンボ!と言っている」や「保護者の方々がPTAでもっとこんな活動をしよう!」と言ってくださっているとお聞きしました。ケニアで踏んできた私の一歩が作ったこの授業が、子どもたちと世界を繋げる小さな一歩になったのだと、喜びと感謝の気持ちが溢れました。

※プラン・ジャパンの開発教育教材や講師派遣についてはこちらをご覧ください。
http://www.plan-japan.org/school/

2009/10/14

西アフリカ、セネガルから

Filed under: Africaアフリカ — zzz @ 19:24

プログラム部 栂野久登

入局して7ヶ月目の私は、今後の支援の可能性を探るため、西アフリカのセネガルを訪れました。訪問先は首都ダカールから車で3時間、キャッサバやサトウキビ畑が広がるティエス活動地域です。プランは1985年にこの地域での活動を開始し、現在は6,000人以上の子どもたちが各国のスポンサーと交流しています。


■ティエス活動地域の事務所にて。現地スタッフとともに

まず訪問したのは、小学校。ここでは、プランの支援で学校が建設される前まで、簡易教室しかありませんでした。現在は12教室が完成し、児童数は3年前の約2倍に。児童569人(うち女の子は322人)が通っています。小学校では仏語と算数が必修教科で、今年は卒業試験合格率90%を目指しています。学校には図書室がありますが、本棚の8割は空っぽ。児童も教師も口々に「本がほしい」とのことでした。

 
■セネガルの子どもたち

次に訪問したのは、診療所です。医師と看護師、薬剤師がそれぞれ1人ずつ勤務するこの診療所が担当する地域は60村。住民数では、約1万人となります。この診療所によって多くの人の健康と命が守られているのは事実ですが、一方で、救急患者の搬送車がない、電力不足で保管できるワクチン量が少ないなど、課題も山積しています。

 
■医師や看護師は強い使命感をもってこの土地で働いている

次は、地元の銀行と協力して推進する小規模金融です。ムハマド・ユヌス氏がノーベル平和賞を受賞したことでよく知られる小規模金融は、貧困層の収入向上に高い効果があるとして、プランも各国で実施しています。特に重視しているのが、女性の参加。ここでも、女性を中心とするグループを組織して、資金運用などのトレーニングを実施しています。さらに、地元の銀行に預金をすると金利5~6%の優遇を受けられるなど、女性の経済力強化につながっています。

 
■女性の収入向上は子どもたちの教育や健康状態の改善に直結

セネガルでは、9月に降り続いた大雨により大規模な洪水が発生し、プランは緊急支援を行っています。もともと衛生面で課題が多い地域で、人々の健康はさらに脅かされています。日本ではほとんど報道されることのない西アフリカの洪水ですが、ぜひ、この緊急・復興支援にご協力をお願いいたします。

※西アフリカの洪水について、詳しくはこちら
※クレジットカードでのご寄付はこちら

2009/9/11

途上国の女の子たちの映像をYouTubeで公開中

Filed under: Japan日本, 事務局より — zzz @ 18:59

コミュニケーション部 船越美奈

8月30日(日)に東京ウィメンズプラザで、映像上映会「Because I am a Girl ~途上国に女の子として生まれて」を開催。当日は213人の方々にご参加いただき、アフリカとアジアの女の子たちの映像をあわせて9作品上映しました。

終了後にお寄せいただいたアンケートで、人気の高かった作品をご紹介します!
(写真をクリックすると、別ウィンドウでYouTubeの映像<日本語字幕つき>をご覧いただけます。)

◆アンケート総数: 152通

◆1位: 97票
「女の子たちの人身売買」 ネパール

◆2位: 71票
「FGM(女性性器切除)をなくした村」 ギニア

◆3位: 67票
「エイズで親を失った少女」 ウガンダ

※Windows PC用DVDで貸し出し中です(約20分の映像/返送料のみご負担いただきます)。ご希望の方はご連絡ください。
ご連絡先: お問い合わせメール

◆4位: 65票
「買春宿での生活(旅の終わりにあるもの)」 インド

◆第5位: 59票
「紛争を経験した少女たち」 リベリア

このほかの映像も、YouTubeのプラン・ジャパンのチャンネルでご紹介中です!
ぜひ、ご覧ください。

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