子どもたちや住民が主役となり、地域が「自立」できるまで活動を継続
プランの活動の最大の特色は、「子どもとともに進める地域開発」という手法です。地域が抱える問題の認識から活動の計画立案、実施、事後評価まで、すべてのプロセスに、地域の住民、なかでも子どもたちが主体的に関わります。 こうすることで、子どもたちに地域の担い手としての能力が身につき、地域全体の「自立」が一時的なものではなく、持続させ、発展させていくことにつながるからです。
プランが、子どもとともに活動を進める理由
子どもは子どもなりの視点で、自らを取り巻く状況を冷静に見つめています。プランは長年様々な国と地域の子どもたちを見守るなかで、それに気付きました。そして、表現する方法や場があれば、立派に自分たちが求める地域の姿を伝えられるのです。「子どもの権利条約」にあるように、子どもの意見を聞き、反映させ、可能な範囲で子どもたちも活動に参加できるしくみが必要だとプランは考えました。子どもたちが主体的に活動に関わることで、本当の意味で地域の「自立」につながっています。

子どもたちの意見をまとめる
プランの職員は、子どもたちの集会を開いて、子どもたちと楽しい時間を過ごしながら、子どもたちが発言しやすい雰囲気作りを心がけます。何度か集会を開きながら、子どもたちの意見をまとめる「子どもクラブ」を結成します。
現状を把握する
地域の現状を知るために「子どもクラブ」では「村の地図」を作成します。子どもたちがグループに分かれ、家を一軒一軒訪ねて家ごとの経済状況を5段階で評価します。地図には各戸の位置と評価、井戸や学校などが書き込まれます。完成した地図は、学校や村の掲示板などみんなが見ることのできる場所に掲示されます。
自分たちで考えて大人と話し合う
「子どもクラブ」のメンバーは、地図をもとに村が抱える問題がどうして生まれ、どんな風に困っていているのかを考えます。例えば、みんなが川で用を足すことでさまざまな問題が起きていることについて話し合いました。それ以外の問題も話し合われ、問題を解決するための計画案が立てられます。村の代表者たちが集まる「地域開発フォーラム」で、子どもたちは自分たちの計画を発表し、大人たちの意見も採り入れた「地域開発計画」ができあがりました。
みんなで協力し合って行動
優先的に取り組む活動として、村の衛生環境を向上させるためにトイレ建設が決まりました。子どもと大人がともに「衛生委員会」を作り、具体的な活動内容や役割分担を話し合います。「子どもクラブ」の担当は、衛生習慣の普及活動に決まりました。
お芝居や歌を通して地域の人みんなに
お芝居や歌を作り、「川などで排泄することによって飲料水が汚染され、子どもが病気になる」ことなどを表現します。文字が読めない村人も多いなか、お芝居や人形劇で知識を伝えていくことはとても有効です。子どもたちの晴れの舞台を観ようと、お芝居には大勢の村人が集まります。
我が家にトイレがやってくる
大人たちは世帯ごとにトイレの建設をスタート。トイレの設置場所の選定に子どもたちも加わります。
活動を成功させるために
「実際にトイレを使っている?」「トイレを清潔に管理している?」子どもたちは村の家々を訪問して調査します。きちんと使っていない場合には、原因を聞いて改善につなげます。設備を作るだけでなく、その設備を地域の人みんなががきちんと管理・運営してこそ改善計画は成功といえるからです。
出展図解:プラン・ニュース 69 号 P4 の「子どもの参加」について






























